「ダークマターを含まない銀河」は、いかに形成されたのか? 新たな発見が意味すること

この銀河系を含む銀河の多くは、ダークマター(暗黒物質)と呼ばれる物質に支えられているとみられてきた。こうしたなか、このダークマターを含まないとみられる新たな銀河が発見され、観測に基づくデータと共に新たに研究結果として発表された。

北極圏の森林火災が生む巨大な「穴」から、大量の温室効果ガスが放出されている

世界でも特に温暖化の大きな影響を受けている北極圏。急増する森林火災によって永久凍土が解け、「サーモカルスト」と呼ばれる巨大な穴が大量に形成され、地中から大量の温室効果ガスが排出されていることが明らかになった。

虫たちはどこへ消えたのか?:生物多様性の父E. O. ウィルソンとハーフアース(地球の半分)

「生物多様性の父」と呼ばれる生物学者E. O. ウィルソンは遺作となった著書『Half-Earth』において、世界の昆虫(ひいては他のすべて)を守るためには地球の50%を「不可侵の保護区」として確保するしかないと主張した。昆虫種の99.9%については「いまだ何もわかっていない」一方で、それがいまや地球環境にとって危険なほどに減少していることはさまざな調査で判明している。『6度目の大絶滅』の著者エリザベス・コルバートのレポート。