<仮想通貨を預けて利子収入を得るレンディングへの注目が高まっているが、その適正なリスクの計算と、DeFiとの違いを探る> 仮想通貨を預けることで定期的に利子を受け取れるレンディングサービスが、新たな投資マネーを引きつけています。これまで仮想通貨業界では、トレードやレバレッジ取引、取引所間の価格差を狙った裁定取引などが主流でした。仮想通貨レンディングは、2018年中頃から人気が出始めた新たな投資手段です。 仮想通貨投資には長期保有を意味する「ガチホ」というスタイルも存在します。レンディングとガチホは、…
「ヒュブリス」だった東京五輪が日本に残す教訓
<「安全・安心」とは何だったのか。IOCは「上から目線」だったが、政府はそれを事実上支持した。五輪関係者向けに厳しいルールを定めたが、非現実的で、ほとんどチェックされなかった。今大会はいわば「ヒュブリス五輪」だった> いったい何回、聞かされたのか。「安全・安心な大会」と。 2020年3月に東京五輪・パラリンピックの延期が決まってから大会組織委員会の全ての記者会見で、1時間に少なくとも10回は耳にした。スローガンのようになっていた。 「安全・安心」とは何か? と私は何度も責任者に尋ねたが、確かな答えを…
なぜ議論を「グラフィック化」すると、ヒラメキ溢れる会議になるのか?
<会議を活性化させる方法として注目を集めるグラフィックファシリテーションの「効能」と正しい使い方を専門家に聞く> ※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。 「会議で参加者の主体性を引き出せない」「革新的なアイデアが生まれない」。こうした課題を抱える企業も少なくありません。そこで注目されているのが「グラフィックファシリテーション」。対話をリアルタイムで絵図にして「見える化」することで、場の活性化を促す技術です。 その基本から実践までファシリテーターの指針をまとめたのが…
「処理」された犬たちの首輪の山──韓国・犬肉農場のぞっとする光景
<農場主は20年以上にわたって食用の繁殖や飼育、販売を行っていた> 韓国の動物愛護活動家たちが、犬肉農場で撮影したゾッとするような複数の画像を公開した。韓国では犬食文化が今も残っており、こうした農場で電気ショックを与えて殺害した犬が食肉処理され、販売されている。 韓国南部の珍島にある農場で撮影された画像の1枚は、農場内の屠殺場に積み上がった大量の首輪とリード。ここで無数の犬が殺され、食肉処理されたことを物語っている。 そのほかの画像は、殺されずにすんだ65匹(数匹の子犬を含む)の犬たちで、動物愛護団…
自己肯定感が低くても悩まずにいることは可能、心を惑わす「ノイズ」との付き合い方
<『「自己肯定感低めの人」のための本』の著者で心理カウンセラーの山根洋士氏に聞く、もっと楽に生きるための「エクササイズ」> ※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。 長引くコロナ禍で、心身の不調を自覚している方も多いでしょう。このような状況において、多くの読者から支持を集めているのが『「自己肯定感低めの人」のための本』(山根洋士、アスコム)です。 そこで今回は、心理カウンセラーとして8000人以上の悩みを解決してきた山根洋士さんに、自己肯定感の低い自分を受け入れるた…
ワクチン耐性を持つかもしれないミュー株、全米49州で確認
<まだ感染全体に占める比率は少ないが、現在99%を占めるデルタ株も最初はそうだった> 新型コロナウイルスの変異株の一種で、ワクチンの効果が減少する可能性があるとされているミュー株が全米に広がっている。感染事例がまだないのはネブラスカ州だけだ。 1月に南米コロンビアで新たな変異株として特定されて以来、ミュー株は、アメリカを含む41の国々に拡散した。感染確認件数のうちミュー株が占める割合はまだ1%未満だが、感染力が高く、ワクチンや自然免疫の効果を減少させる可能性もあることから、保健当局はこの変異株の動向…
ネコはなまけものなのか? 何もせずに得られる餌をより好むとの研究結果
<哺乳類や鳥類の多くは、労せずに食餌を得るよりも、何らかの対価を払って得ることを好む傾向があるが、ネコは例外だった……> イヌ、クマ、ブタ、齧歯類、霊長類などの哺乳類や鳥類の多くは、労せずに食餌を得るよりも、何らかの対価を払って得ることを好む傾向があり、これを「コントラフリーローディング(逆たかり行動)」という。 性別、年齢、差異はみられず、活動的なネコでさえ… 一方、ネコにはコントラフリーローディングがみられない。1971年に発表された研究論文では、実験室で、飼い猫6匹に、タスクをこな…
ジェフ・ベゾス対イーロン・マスク 宇宙開発をめぐる大富豪の戦いは、ベゾスの負け?
<世界長者番付で首位を争うアマゾン創業者ジェフ・ベゾスと、スペースXを率いるイーロン・マスクの戦いは、宇宙開発競争でも激しさを増している。『TechnoKING イーロン・マスク 奇跡を呼び込む光速経営』の著者、竹内一正氏が、宇宙開発をめぐる2人の戦いを分析する> 月着陸船の契約をめぐり対立する大富豪 ベゾスの宇宙開発企業「ブルーオリジン」は、スペースXがNASAから独占受注した月着陸船の契約について、企業選定のプロセスに問題があったと米会計検査院に訴えた。だが、それが退けられると、今年8月に連邦裁…
英・音楽フェスで4700人が感染、デルタ株亜種「フェスティバル株」が発生?
<イングランド南西部で行われた音楽フェスティバルが、世界屈指の「スーパースプレッダー・イベント」となっていたことが明らかになった。このイベントからデルタ株の亜種も見つかっている> 5万人以上参加のイベント後、若年層でコロナ拡大 英国では、2020年の音楽フェスティバルは新型コロナウイルスでほとんどがキャンセルになったが、今年は8月に大規模なものがいくつか開催された。なかでも、イングランド南西部で行われたものが、世界屈指の「スーパースプレッダー・イベント」となっていたことが明らかになった。このイベント…
オークションで「至宝」を見抜き、競り勝つために必要なもの
<ヘミングウェイの書簡、ナポレオンの死亡報告書、エディソンの試作品……。なぜ次々と大発見ができるのか。史料文書のプロ、ネイサン・ラーブが『歴史の鑑定人』に綴った歴史的至宝にまつわるミステリアスな物語> インターネットオークションやフリマアプリが身近な今、歴史上の偉人が書いた文書や著名人が使っていた物品を手に入れるのは、さほど難しくないようにも感じられる。 けれども、画面の中で見つけたそれらは、本当に真正品(ほんもの)だろうか。そんなに簡単に見極められるものだろうか。 『歴史の鑑定人――ナポレ…