BMWがボタン1つで自在に車体カラーが変化させる試作車を発表

CES2022で発表されたBMW iX Flow
Credit:BMW

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ドイツのミュンヘンを拠点とする自動車メーカー「BMW」が、ボタン1つで車体の色を変化させられる自動車「BMW iX Flow」を発表しました。

この新しい試作車は、1月5日にアメリカのラスベガスで開催された大規模なテクノロジー系イベント「CES2022」に登場。

車体の色が黒から白へ、また白から黒へ瞬時に変化する様子は、参加者たちを驚かせました。

その日の気分でカラーを変更できる新しいBMWの販売に期待が集まっています。

目次 電子書籍リーダーの技術を利用したBMW 電子書籍リーダーの技術を利用したBMW 試作車BMW iX Flowは、一見通常のBMWですが、ボタン…

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参考文献

BMW’s New Car Changes Color ‘With the Touch of a Button’
https://interestingengineering.com/bmws-new-car-changes-color-with-the-touch-of-a-button?utm_source=rss&utm_medium=article&utm_content=05012022
Magical exterior colour-change: The BMW iX Flow featuring E Ink.
https://www.press.bmwgroup.com/global/article/detail/T0363158EN/magical-exterior-colour-change:-the-bmw-ix-flow-featuring-e-ink

2021年の「世の中を驚かせたニューテクノロジー」ベスト5!

2021年で最も驚きだったテクノロジーは?
Credit:Depositphotos

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こんにちは。ナゾロジーライターの「大倉康弘」です。

2021年はあっという間に過ぎてしまいましたが、テクノロジーの進歩を確かに感じ取ることができました。

そこで今回は、2021年の「世の中を驚かせたテクノロジーニュース」ベスト5を発表します。

目次 2021年のテクノロジーニュースBEST5! 2021年のテクノロジーニュースBEST5! 第5位.ウンチをお金に変えるトイレ 韓国の大学で、…

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参考文献

ナゾロジー
https://nazology.net/archives/category/technology

音沙汰のなかった「Apple Car」の姿を特許資料から推測する

Vanarama社が想像するApple Carのデザイン
Credit:Vanarama

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アメリカ・カリフォルニア州を拠点とするテクノロジー企業「Apple」は、洗練されたデザインの電子機器で有名です。

iPhoneやMacBook、またApple Watchを知らない人などいないでしょう。

そして2014年末、このApple社が電気自動車「Apple Car」を開発しているとの噂が広がりました。

現在に至るまで公式から発表された情報はほとんどありませんが、最近、カリフォルニア州で自動運転技術のテストが実施されたと判明。

いくつかの特許は既に取得されており、イギリスのカーリース会社「Vanarama」はそれらの特許からApple Carのコンセプトデザインを推測しています。

目次 Apple社の特許からApple Carのコンセプトが徐々に明らかに! Apple社の特許からApple Carのコンセプトが徐々に明らかに!…

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参考文献

Apple Accelerates Work on Car Project, Aiming for Fully Autonomous Vehicle
https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-11-18/apple-accelerates-work-on-car-aims-for-fully-autonomous-vehicle
Anticipating the Apple Car: Tech giant’s long-awaited electric vehicle could feature a customisable touchscreen dashboard, swivelling seats and a Siri-like ‘intelligent automated assistant’
https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-10297017/Apple-Car-Concept-art-imagines-tech-giants-vehicle-look-based-patent-filings.html?ns_mchannel=rss&ns_campaign=1490&ito=1490
Auto experts use Apple patents to create interactive 3D model of what the Apple Car might look like
https://9to5mac.com/2021/11/10/auto-experts-use-apple-patents-to-create-interactive-3d-model-of-what-the-apple-car-might-look-like/

夏と冬で太陽光透過率を変動させ冷暖房効率を高める「省エネガラス」

夏と冬の両方で温度を調節してくれる窓ガラス
Credit:Depositphotos

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窓ガラスは、私たちが快適に過ごすための重要な要素です。

なぜなら建物の冷暖房の効率は窓によって大きく変化するためです。

実際、2013年の研究では、アメリカの年間一次エネルギー使用量の4%は、「窓ガラスの冷暖房効率で消費されている」と言われています。

そこでシンガポール・南洋理工大学(Nanyang Technological University)材料工学部に所属するイー・ロン氏ら研究チームは、気候に適応して温度調節する省エネガラスを開発しました。

研究の詳細は、12月16日付の科学誌『Science』に掲載されています。

目次 「暑いときは涼しく」「寒いときは暖かく」してくれる自動調節ガラス従来の省エネガラスよりも9.5%エネルギー削減できる!カスタマイズも可能 「暑…

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参考文献

NTU Singapore scientists invent energy-saving glass that ‘self-adapts’ to heating and cooling demand
https://www.eurekalert.org/news-releases/938287

元論文

Scalable thermochromic smart windows with passive radiative cooling regulation
https://www.science.org/doi/10.1126/science.abg0291

ワイヤレス給電で稼働する昆虫型ドローンを開発(豊田中央研究所)

ワイヤレス給電で飛ぶ昆虫型ドローン
Credit:尾崎 貴志(豊田中央研究所)_Nature Electronics

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無人航空機であるドローンは、現在でもエンタメや農業、調査などに幅広く利用されています。

もし手のひらよりも小さいドローンが開発されるなら、さらに幅広い分野で活躍してくれるに違いありません。

ところが小型ドローンは重いバッテリーを積めないので、稼働時間が非常に短いという欠点があります。

こうした背景にあって最近、豊田中央研究所の尾崎 貴志(おざき たかし)氏ら研究チームが、昆虫サイズの羽ばたくドローンを開発しました。

しかも電磁波を用いたワイヤレス電力伝送により、電池なしで離陸できます。

研究の詳細は、11月25日付の科学誌『Nature Electronics』に掲載されました。

目次 昆虫のように羽ばたく高効率ドローン昆虫型ドローンが電池なしの離陸に成功 昆虫のように羽ばたく高効率ドローン 現在、電磁波を用いたワイヤレス給電…

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参考文献

A new untethered and insect-sized aerial vehicle
https://techxplore.com/news/2021-12-untethered-insect-sized-aerial-vehicle.html
当社の尾崎貴志らによる「電磁波無線送電により飛行する昆虫スケール羽ばたきロボット」に関する論文が、Nature Electronicsに掲載されました。
https://www.tytlabs.co.jp/cms/news/topic-20211126-2073.html

元論文

A wireless radiofrequency-powered insect-scale flapping-wing aerial vehicle
https://www.nature.com/articles/s41928-021-00669-8

人は短時間で追加されたロボット指を使ってピアノが演奏できると判明

11本の指でピアノを演奏する
Credit:Faisal Lab(Youtube)_Playing the Piano with a Robotic 3rd Thumb: Assessing Constraints of Human Augmentation(2021)

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私たちは膨大な作業に追われているとき、「猫の手でも借りたい」と感じます。

そしてピアノ演奏はある意味忙しく、そして膨大な作業に追われた状態だと言えるでしょう。

10本の指をメロディに合わせて遅れずに動かさなければいけないからです。

では、もう1本指を借りて上手に演奏することはできるでしょうか?

イギリスの大学インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)生物工学科に所属するアルド・ファイサル氏ら研究チームは、人が第3の親指を追加しても巧みにピアノ演奏できることを示しました

研究の詳細は、11月1日付の科学誌『Scientific Reports』に掲載されました。

目次 第3の親指を追加してピアノ演奏する11本の指でピアノ演奏するのに大切なのは演奏経験よりも運動神経 第3の親指を追加してピアノ演奏する ロボット…

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参考文献

Test subjects show surprising ability to play piano with a third thumb
https://newatlas.com/wearables/play-piano-third-robotic-thumb/
Pianists learn to play with robotic third thumb in just one hour
https://www.imperial.ac.uk/news/232077/pianists-learn-play-with-robotic-third/

元論文

Playing the piano with a robotic third thumb: assessing constraints of human augmentation
https://www.nature.com/articles/s41598-021-00376-6

ハンマー投げの要領で宇宙まで「投げ飛ばす」ロケット発射システムが登場

ハンマー投げみたいに「ロケットを回転させて投げ飛ばす」発射システム
Credit:SpinLaunch(YouTube)_SpinLaunch Suborbital Accelerator – First Launch(2021)

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通常、宇宙船や人工衛星はロケットエンジンの噴射によって宇宙まで運ばれます。

しかし最近、アメリカ・カリフォルニア州を拠点とするロケット開発企業「SpinLaunch」が、回転させて飛ばす新しいロケット発射システムの打ち上げテストに成功しました。

室伏広治選手がハンマーをグルグルと回転させて遠くまで投げるように、巨大な装置がロケットをグルグルと回転させて上空まで投げ飛ばしてしまったのです。

目次 回転させて初速度をアップさせる「ハンマー投げみたいなロケット発射システム」のテストが成功 回転させて初速度をアップさせる 物体を遠くに飛ばすた…

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参考文献

satellites could be catapulted into space with SpinLaunch’s slingshot launch system
https://www.designboom.com/technology/spinlaunch-slingshot-satellite-launch-system-11-11-2021/
Alternative rocket builder SpinLaunch completes first test flight
https://www.cnbc.com/2021/11/09/spinlaunch-completes-first-test-flight-of-alternative-rocket.html

放射線で成長するクロカビが「生きたシールド」として宇宙飛行士を守る

真菌クラドスポリウムの一種が放射線を防ぐ
Credit:Keisotyo(Wikipedia)_クラドスポリウム

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宇宙空間では、太陽や銀河から届く放射線(宇宙線)が飛び交っています。

そのため、宇宙空間に長期滞在する宇宙飛行士たちは、それらの放射線から守られなければいけません。

アメリカ・ノースカロライナ科学数学学校(NCSSM)に所属するグラハム・シャンク氏ら研究チームは、放射線を防ぐ特殊な菌類について報告しました。

遠い将来、宇宙飛行士を守る「生きたシールド」を形成できるかもしれません。

研究の詳細は11月4日付のプレプリントサーバー『BioRxiv』に掲載されました。

目次 宇宙飛行士を放射線から守るシールド放射線を遮断し、エネルギーにして成長する真菌真菌の放射線シールドの実用化は遠い 宇宙飛行士を放射線から守るシ…

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参考文献

Could a Radiation Shield Made of Fungus Keep Astronauts Safe During Space Travel?
https://www.sciencealert.com/could-a-radiation-shield-made-of-fungus-keep-astronauts-safe-during-space-travel

元論文

A Self-Replicating Radiation-Shield for Human Deep-Space Exploration: Radiotrophic Fungi can Attenuate Ionizing Radiation aboard the International Space Station
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2020.07.16.205534v6.full

日本で初めて国交省が「空飛ぶクルマ」の型式証明申請を受理

有人試験機「SkyDrive SD-03」
Credit:株式会社SkyDrive

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株式会社SkyDriveは、空飛ぶクルマの開発を手掛ける日本の企業です。

2020年の夏には、有人試験機「SkyDrive SD-03」のデモフライトを成功させ、世界中から大きな注目を浴びました。

そしてこの度、同社が申請した「空飛ぶクルマ」の型式証明申請が国土交通省に受理されました

空飛ぶクルマの型式証明申請が受理されたのは日本で初めてのことであり、これから高い安全基準に基づいた審査が行われていきます。

目次 日本の空飛ぶクルマ「SkyDrive」日本初!国交省が空飛ぶクルマの型式証明申請を受理 日本の空飛ぶクルマ「SkyDrive」 空飛ぶクルマ「…

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参考文献

日本初、SkyDrive「空飛ぶクルマ」の型式証明申請が国土交通省により受理されました
https://skydrive2020.com/archives/7415
It’s Official. Japan Granted a Safety Certificate to a Flying Car, for the First Time
https://interestingengineering.com/its-official-japan-granted-a-safety-certificate-to-a-flying-car-for-the-first-time?utm_source=rss&utm_medium=article&utm_content=03112021

「どこでもドア」みたいな全身を投影するホログラムボックスが開発される

全身ホログラムをリアルタイムで投影するPORTL
Credit:PORTL Inc

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新型コロナウイルスの影響により、ビデオ通話やリモート会議の利用率は飛躍的に高まりました。

そして最近、それらリモートシステムの進化版が開発されました。

アメリカのスタートアップ企業「PORTL Inc」が、全身ホログラムを投影するボックス「PORTL」を発表したのです。

まるで本物みたいな「奥行きのあるホログラム」を投影できるため、「どこでもドア」のように、世界中の人と「会って話をする」ことができます。

目次 全身ホログラムを投影する「PORTL」なら、リモートでも実際に会った感覚に!PORTLの設置はハードル高め。ただし将来性に期待できる! 全身ホ…

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参考文献

Hologram-in-a-Box Can Teleport You Anywhere
https://spectrum.ieee.org/hologram-booth