億万長者のジェフ・ベゾス氏が率いる宇宙企業Blue Originが、NASAを法廷に引っ張り出そうとしている。米国時間8月17日に同社は米連邦請求裁判所に、月着陸船の契約をライバル企業のSpaceXにのみ与えたとして同政府機関を告訴した。 Read More
連邦政府はSpaceXがNASAの月着陸船建造を受注したことに対するBlue OriginとDyneticsの異議を退ける
Blue Origin(ブルーオリジン)とDynetics(ダイネティクス)は、NASAがアルテミス計画で使用する有人着陸システムの建造をSpaceXにのみ委託するという決定を下したことに対し、いまだ強く抗議を続けている。この決定に対する抗議は 先日却下されたが、Blue… Read More
地球上空400キロ、国際宇宙ステーションで開催された「もう一つのオリンピック」
<無重力空間で行われた史上初の「宇宙オリンピック」──7人の宇宙飛行士たちによる祭典は大成功に終わった> 地球から400キロ離れた国際宇宙ステーション(ISS)では、7人の宇宙飛行士によって史上初の「宇宙オリンピック」が開催された。無重力状態で彼らが競技に臨む映像を欧州宇宙機関(ESA)が公開している。 東京五輪2020に触発された長期滞在クルーたちは、ISSに到着した宇宙船によって「チーム・ドラゴン」と「チーム・ソユーズ」に分かれた。 チーム・ドラゴンのメンバーは、NASAのメーガン・マッカーサー…
5億年前から地球に生息するスライム状の「モジホコリ」がISSへ送り込まれる
<多核単細胞生物で粘菌の一種の「モジホコリ」が、国際宇宙ステーションに打ち上げられた……> フランスで「ブロブ」と名付けられたアメーボゾア(アメーバ動物)に属する多核単細胞生物で粘菌の一種の「モジホコリ」が、他の実験機器や物資、機材などとともにシグナスの無人宇宙補給機に積み込まれ、2021年8月10日、米ヴァージニア州ワロップス飛行施設から国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられた。 720種類以上もの性別があり、脳がなくても学習する 黄色いスライム状のモジホコリが地球に初めて現れ…
NASAがISSで月基地建設用3Dプリンターの実証機をテスト、微小重力・月の土で必要な強度が出るか確認
NASAの最新の国際宇宙ステーション(ISS)ミッションには、月の土(レゴリス)を使って現地に建物を作るための3Dプリンター実証機が搭載されています。Redwire Regolith… Read More
宇宙における製造活動のスタートアップVardaがRocket Labと宇宙船3機の購入契約締結
軌道上で製造を行うスタートアップのVarda Space Industriesの動きが早い。4200万ドル(約46億円)のシリーズAを発表後わずか数週間で、最初のミッションに向け、打ち上げ会社のRocket Labから3機のPhoton宇宙船を購入する契約を締結した。 Read More
SpaceXが初の買収、衛星ネット接続のSwarm Technologiesを全額出資子会社に
米連邦通信委員会(FCC)への書類提出で明らかになった今回の買収は、SpaceXの確立された社内技術開発戦略からの急な逸脱となる。買収取引は米国時間7月16日に2社間で合意に達したと報道されている。 Read More
SpaceXの大型ロケット「Super Heavy」と宇宙船「Starship」が初めて合体、全高120mは史上最大
SpaceXは、完全再使用型ロケットシステム「Starship」の開発において、新たに大きなマイルストーンを達成した。同社は、29基のRaptorロケットエンジンを全搭載したSuper Heavyブースターのプロトタイプの上に、6基のエンジンを搭載したStarship宇宙船本体を設置するスタック試験を完了した。 Read More
「地球の自転速度が遅くなったことで地球大気の酸素量が増えた」との新たな説が発表される
<独マックスプランク海洋微生物学研究所などが、「地球の自転速度の変化が地球大気の酸素化と関連している可能性がある」との新たな説を発表した> 地球は、約45億年前に誕生して以降、月の引力によって自転速度が遅くなり、1日の長さが徐々に伸びている。 1日の長さはわずか6時間だった 地球誕生直後の1日の長さはわずか6時間であったが、14億年前には約18時間40分にまで長くなった。1日の長さは、1世紀あたり1.8ミリ秒長くなっていると推定されている。 また、地球誕生直後、地球大気や海洋にはわずかな酸素しか存在…