雪かきに氷&水を使って溶かすのはNG

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一時的な温暖化が13世紀末の「小氷期」に関わっていた

14世紀半ばから19世紀半ばにかけて地球は小氷期だった
Credit:canva

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実は13世紀末から19世紀にかけて、地球は小氷期と呼ばれる過去1万年間でもっとも寒い期間の1つでした。

この小氷期がなぜ発生したかについては、未解決の問題であり決定的な原因は明らかとなっていません。

しかし、マサチューセッツ大学の新しい研究は、意外なことに小氷期が始まる直前に非常に温暖な時期があり、それが小氷期を起こすきっかけになっていたと報告しているのです。

矛盾した話のようにも感じますが、温暖化が地球全体の寒冷化の引き金になる可能性があるようです。

研究の詳細は、12月15日付でオープンアクセスジャーナル『Science Advances』に掲載されています。

目次 14世紀に始まった地球の小氷期温暖化が急激な寒冷化を招いた太陽活動と地球の空気が綺麗すぎた問題 14世紀に始まった地球の小氷期 一般的なイメー…

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参考文献

Winter is coming: Researchers uncover the surprising cause of the Little Ice Age
https://phys.org/news/2021-12-winter-uncover-ice-age.html

元論文

Little Ice Age abruptly triggered by intrusion of Atlantic waters into the Nordic Seas
https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.abi8230

トナカイがサンタに「ソリ引き」として抜擢された5つの理由

トナカイがソリを引くのに適した5つの理由
Credit: jp.depositphotos

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もうすぐクリスマス。

クリスマスに活躍する動物と言えば、サンタの乗ったソリを引くトナカイです。

乗り手がサンタかどうかは別にしても、実際に、トナカイは古くからソリを引くために使用されてきました。

では、なぜトナカイがソリを引く動物として抜擢されたのでしょうか?

ここでは、その5つの理由をトナカイの生態に寄せて紹介します。

目次 ソリを引くのに適した5つの理由 ソリを引くのに適した5つの理由 防寒能力 トナカイは北極圏に生息しており、冬の夜長にはマイナス30℃を下回るこ…

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参考文献

Five ways reindeer are perfectly evolved for pulling Santa’s sleigh
https://theconversation.com/five-ways-reindeer-are-perfectly-evolved-for-pulling-santas-sleigh-173548

珍獣「イッカク」の正体とは? 角の使いみちに迫る

かわいいイッカク
credit: イラストAC

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イッカクという生き物をご存知ですか?額から長い角のようなものが生えた不思議な海の生き物です。

その長い角が印象的なことから「海のユニコーン」と呼ばれることもあります。イッカクという名前も漢字では「一角」であり、とにかく「角」のイメージが強いイッカクですが、実はあの「角」は角ではないことをご存知でしょうか?

本記事では、イッカクの生態や特徴的な額の「角」について詳しく解説していきます!

目次 イッカクの生態イッカクの角は何でできているのか?イッカクは対人ストレスで脳を損傷することもあるイッカクが見られる水族館 イッカクの生態 イッカ…

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参考文献

ユニコーン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B3#%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E8%A7%92

極寒の南極で「空気中の水素をエサにして生きるバクテリア」を発見

南極東部マッケイ氷河のの北にある氷のない砂漠地帯。バクテリアはここから発見された。
Credit:Ian Hogg

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エネルギーとして得るものが何もなく、乾燥して細胞を維持することさえ困難な環境にも数多くのバクテリアが存在しています。

彼らはいったいどうやって生きるためのエネルギーを得て、細胞を維持しているのでしょうか?

南アフリカのプレトリア大学(UP)の研究チームは、東南極の凍土に潜む451種類のバクテリアを調査し、そのほとんどが空気中の水素を燃料とし、副産物として水を生成していることを明らかにしました。

また遺伝子解析から、これらの細菌は10億年前にこのような形態に分岐したこともわかったといいます。

人間が水素をエネルギー源として活用し始めたのはつい最近のことですが、南極に住むバクテリアは10億年前からそれをしていたようです。

研究の詳細は、11月9日付で科学雑誌『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に掲載されています。

目次 極限の環境で生きる微生物霞を食べて生きる微生物たち水がない環境でも生命が生存できる可能性 極限の環境で生きる微生物 今回調査が行われたのは、東…

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参考文献

Antarctic bacteria live on air and make their own water using hydrogen as fuel
https://theconversation.com/antarctic-bacteria-live-on-air-and-make-their-own-water-using-hydrogen-as-fuel-171808

元論文

Multiple energy sources and metabolic strategies sustain microbial diversity in Antarctic desert soils
https://www.pnas.org/content/118/45/e2025322118