ホラー映画『スクリーム』の新作は、デジタルガジェット時代に“恐怖”をアップデートできるのか

かつて時代を席巻したホラー映画『スクリーム』の最新作が制作され、その予告編が米国で公開された。誰もがスマートフォンをもち、電子ロックや監視カメラ、セキュリティシステムで家が防御されている現代において、その“恐怖”はいかにアップデートされるのか。

メタ(フェイスブック)のVR会議アプリ「Horizon Workrooms」はメタヴァースの3本目の柱となる

メタヴァース事業への意欲を見せ社名をこのほど「メタ」に変更したフェイスブックが現在ベータ版として発表しているVRアプリ「Horizon Workrooms」は、アヴァターでVR会議に参加しながら自分のパソコンを操作したり画面を共有することもできる。ザッカーバーグが「無限のオフィス」と呼ぶこの空間は、はたしてその思惑どおりメタヴァースの第三の柱となるのだろうか?

伝説のRPG「ディアブロ II」は、かくしてリマスター版として現代に蘇った

伝説のRPGとして名高い「ディアブロ II」のリマスター版「ディアブロ II リザレクテッド」が発売された。難易度の高さをはじめとする“引っかかりのある部分”を個性として残しながら、いかに開発陣は名作を現代に蘇らせたのか。

自分の娘がよりよいメタヴァースに暮らすために、いまからできるふたつのアプローチ

次の世代にとっての日常となるメタヴァースがSNSのような分断やエコーチェンバーを起こさないと考えるのは楽観的に過ぎるだろう。「見たいものだけを見る」というデジタルリアリティの選択的で自己強化的な世界に無意識に浸りきったわたしたちは、メタヴァースでいかに共通の現実を分かち合い、共感とつながりを生み出せるだろうか? 自分の子どもたちの世代に受け継ぐべき、可能性に満ちたメタヴァースを構築するためにいまできること。

ザッカーバーグはわたしたちをメタヴァースに住ませたがっている

仮想空間に注力するメタヴァース企業を目指して社名を「Meta(メタ)」に変更したフェイスブックは、現実世界で行われているすべての活動をメタヴァースでも実現しようとするだろう。そこでは「デジタル商品とそのクリエイターが巨大な存在になる」一方で、これまで買収と独占を繰り返してきた同社の成長戦略から考えれば、ザッカーバーグはその世界の仕組みすべてを手にしなければ満足しないだろう。

コンピューターグラフィックスの礎を築いた知られざる天才、今月注目のストーリー:SNEAK PEEKS at SZ MEMBERSHIP(2021年11月)

未来をプロトタイピングする『WIRED』日本版の実験区である「SZメンバーシップ」で会員向けにお届けする11月各週の記事のテーマは、「CULTURE」「METAVERSE」「BIOLOGY」「Future of Work(FoW)」だ。10月のコンテンツやイヴェントの内容を振り返りながら、11月公開予定の記事から注目のストーリーを紹介する。

2041年に人工知能はいかに世界(とディープフェイク)を変えているか〜李開復+陳楸帆が描く『AI 2041: Ten Visions for Our Future』(後篇)

物語の主人公は検知不能なディープフェイク映像の作成にリクルートされたナイジェリア人動画プロデューサー。コンピューターヴィジョン、バイオメトリクス、AIセキュリティの分野で到来間近のブレイクスルーを織り交ぜながら、ディープフェイクをつくる側と検出しようとする側、それを守ろうとする者と侵入しようとする者がいたちごっこを繰り拡げる未来を描いたストーリーを、李開復と陳楸帆の新著『AI 2041: Ten Visions for Our Future』から紹介…

After digital flops, can Rupert Murdoch’s UK empire fight back?

The effort to break free of its print roots has been a long and expensive struggle for News UKRupert Murdoch’s costly gamble that radio might fortify his UK empire received a boost last week when the first listening figures for Times Radio revealed tha…

関係性のなかに生まれる「コモンズ」、それを支えるルールや合意形成の未来像:WIRED CONFERENCE 2021レポート(DAY2)

「未来」という人類の共有地(コモンズ)を取り戻し、 その生成と再生のための萌芽を見出すための3DAYSカンファレンス「WIRED CONFERENCE 2021」。2日目は雑誌最新号とも連動するかたちで、「NEW COMMONS」をテーマに掲げた。 「クリエイティブ・コモンズ」からウェルビーイングという心理的資源までを「コモンズ」の射程で捉えながら、そうしたコモンズを支える信頼、ルール、合意形成の未来像を問う。