テクノロジーは週4日労働をいつ実現するのか:SZ Newsletter VOL.110[FUTURE of WORK]

リモートワークやオンラインミーティングがわずか2年足らずで当たり前のワークスタイルになった一方で、コロナ禍によってさらに常態化したのが、誰もが抱える「20%の過負荷」だ。仕事の負荷を軽らすさまざまなツールを手にしたはずのわたしたちにいま必要なのは、働く時間を大胆に20%減らしてみるという実験かもしれない。今週のSZメンバーシップのテーマ「FUTURE of WORK」を考察する編集長からのニュースレター。

いまこそバーンアウト(燃え尽き症候群)に社会が体系的に取り組むときだ

パンデミックによって世界的な問題となった医療従事者たちのバーンアウト。気持ちが燃え尽きることは一部の専門職に限ったことではないし、そもそも賃金を伴う労働に限ったことでもない。ロックダウンの影響で多くの人たちが仕事量の増加や、サポートやリソース不足、自分の役割についての不安を経験してきたいま、バーンアウトについて社会が体系的に対処するまたとない機会を迎えている。

わたしたちはなぜ働き過ぎるのか?〜持続的な20%の過負荷を回避する方法

わたしたちが働きすぎるのは、好きでそうしているわけでもなければ、悪意が絡んでいるわけでもない。それよりも、どれだけ働くかという裁量をもった自律的なワークスタイルの副作用なのだ。多くの人々が慢性的に20%の過負荷を抱え、働き過ぎかどうかをストレスで判断するしかない状況はいかに変えられるだろうか? そのヒントはプッシュ型からプル型への転換にある。

久しぶりのオフィスワークで集中できない? 神経科学が教える8つの集中法

在宅ワークを続けるにしろ、オフィスに戻るにしろ、机の周りには集中を乱すものが山のようにあることに変わりはない。そこで役立つのが、神経科学の最新の知見だ。脳の「コグニティヴ・オフローディング」や「認知的動機づけ」、あるいはノイズキャンセリング機能から運動まで、すぐに始められる集中法を神経科学者たちに訊いた。

メタ(フェイスブック)のVR会議アプリ「Horizon Workrooms」はメタヴァースの3本目の柱となる

メタヴァース事業への意欲を見せ社名をこのほど「メタ」に変更したフェイスブックが現在ベータ版として発表しているVRアプリ「Horizon Workrooms」は、アヴァターでVR会議に参加しながら自分のパソコンを操作したり画面を共有することもできる。ザッカーバーグが「無限のオフィス」と呼ぶこの空間は、はたしてその思惑どおりメタヴァースの第三の柱となるのだろうか?

SquadPal is a social app to help remote working teams gel

The future of office work, post-COVID-19, is driving plenty of startup activity. Not just around core business needs like comms (Zoom, Slack et al.) — but entrepreneurs are also competing to come up with the perfect tool to recreate the social serendipity of office life in order to make dispersed workers feel a bit more […]

ロボットは人間ではなく動物だ:ロボット倫理学者ケイト・ダーリングの提言

MITメディアラボの研究者でロボット倫理学者のケイト・ダーリングは新著『The New Breed』において、人間と動物のかかわりの歴史から、人間とロボットとの未来を提示する。人類は何世紀にもわたって動物を家畜や軍事目的で使役してきた。それなのになぜいま、“新たな種”であるロボットを人間と比べることにこだわるのだろうか? マルチスピーシーズと共存する未来を拡張するダーリングの提言。

従業員の「燃え尽き症候群」は、1週間の全社休業で抑止する:企業の取り組みは実を結ぶか

米国などの一部の企業が従業員の「燃え尽き症候群」を減らすべく、このほど1週間にわたるリフレッシュ休暇を実施した。コロナ禍でなにかとストレスのたまる従業員たちに心身ともに“リセット”してもらいたいという意図だが、こうした時間はいま間違いなく求められている。

Workstream’s text-based recruitment tool gets a $48M bet from BOND and beyond

It isn’t only tech giants that are struggling to fill open roles with talented individuals, it’s your local Jamba Juice, too. Since 2017, San Francisco-based Workstream has been working on an answer to recruitment for the hourly worker. The subset of employees are in high demand right now by employers managing high turnover, as the […]