連綿と受け継がれる“女性たちの連帯”/『ニューヨーカー』を読む:#21「YENTE」

トルーマン・カポーティーやJD・サリンジャーなど名文筆家たちが寄稿し、英語圏で小説を書く者ならば誰もが憧れる雑誌『ニューヨーカー』。そこに描かれる作品には、時代の空気を敏感に感じ、翻弄され、あるいは抗いながら生きる人々の姿が至極の筆致で刻まれている。『ニューヨーカー』を読むことは、すなわち時代の変化をいち早く「体感」することでもあるのだ。ニューヨーク在住の作家・新元良一が今月選ぶのは、社会的に虐げられてきた女性たちの不幸に立ち向かう力を描いた作品だ。…

「安全日なんてない、と今は言いたい」デビューから10年、下ネタで一世を風靡したあやまん監督(42)の“後悔” | 文春オンライン

「下ネタ」を取り入れた過激な女性パフォーマンス集団、あやまんJAPAN。2010年のデビューから10年が経ち、現在は自身の会社を立ち上げ、全国から集めたユースメンバーらとともにイベントでのパフォーマンスを中心に活動しているという。 そんなあやまんJAPANの現在と、あやまん監督の知られざる「下ネタをめぐる葛藤」に…

札幌から世界へ。Netflixだから生まれたアニメ映画『ブライト:サムライソウル』の舞台裏

Netflixオリジナルの3DCGアニメ映画『ブライト:サムライソウル』が2021年10月12日に全世界に配信された。ハリウッド実写映画『ブライト』のスピンオフアニメ作品としてその世界観を継承しながら、舞台を幕末から明治にかけての日本に設定した本作。クリエイティヴ主導で妥協なしに、しかも札幌で制作するという独自性を貫いたスタイルは、なぜ成立したのか。監督のイシグロキョウヘイが答えた。

Employees detail rising tensions at Ro as healthcare unicorn struggles to grow beyond first win

Ro, one of the most valuable privately owned health tech startups, isn’t subtle about its mission to deliver vertically integrated, affordable healthcare with consumers in mind. And while a patient-centric healthcare system is undoubtedly overdue, Ro is first dealing with a massive challenge: its own inability to monetize meaningfully outside of Roman, its erectile dysfunction […]

マーベルコミックの全ストーリーを読破してみたら、ひとつの壮大な世界観が見えてきた

過去60年にわたって続いてきたマーベルコミックの世界は、さまざまなキャラクターのストーリーが時空を超えて複雑に絡み合っている。その数なんと27,000冊以上をコミック史家が読破して単一の壮大な作品として捉え直したところ、そこにはマーベル特有の一貫した世界観が浮き彫りになってきた。

50年前にすでに描かれていた〈ポスト・シンギュラリティ〉の未来:映画『DUNE/デューン 砂の惑星』池田純一レヴュー

めくるめく物語世界、圧倒的な威圧感、あふれんばかりの情報量──。約半世紀前に紡がれたSF小説の金字塔『デューン』が、ようやく「ふさわしいかたち」で映像化された。至難の業に挑み、見事成功を果たした(と言っていい)映画監督ドゥニ・ヴィルヌーヴは、原作が宿すいかなるエッセンスを抽出したのか。そもそも、原作が描かれた時代背景、そして原作者フランク・ハーバートとはいかなる人物なのか。必見の映画『DUNE/デューン 砂の惑星』を、デザインシンカー池田純一が解題す…