患者の遺伝子を書き換える遺伝子治療がまた実現しました。
米国アラバマ大学で行われた研究によれば、鎌状赤血球症と呼ばれる特殊な遺伝病を遺伝子治療によって治療することに成功した、とのこと。
鎌状赤血球症は、高校の生物の教科書にも登場する、古くから知られる遺伝病であり、治療困難な難病として知られていました。
しかし正常な遺伝子を改造された「有名なウイルス」を使って細胞内に送り込むことで、遺伝子治療を成功させることができました。
研究内容の詳細は12月12日に、世界5大医学雑誌の筆頭である『New England Journal of Medicine』に掲載されています。
目次 遺伝子治療で鎌状赤血球症を治療することに成功!元エイズウイルスが遺伝治療の鍵となるコロナウイルスも人類の武器になるかもしれない 遺伝子治療で鎌…
参考文献
Experimental Gene Therapy Reverses Sickle Cell Disease for Years
https://www.cuimc.columbia.edu/news/experimental-gene-therapy-reverses-sickle-cell-disease-years
元論文
Biologic and Clinical Efficacy of LentiGlobin for Sickle Cell Disease
https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2117175