国際宇宙ステーションの後継の開発は、こうして民間企業3社に託された

老朽化が進む国際宇宙ステーション(ISS)の後継を開発する動きが加速している。このほど米航空宇宙局(NASA)はブルーオリジンとナノラックス、ノースロップ・グラマンの3社と、新しい宇宙ステーションの開発に向けた契約を結んだ。今後は選考を経て1社に絞り込まれるが、将来的には複数の民間の宇宙ステーションが打ち上げられる可能性も指摘されている。

SF的構想の実現を目指すNASAの「革新的先進概念(NIAC)」プログラム

月面で建築材料となる金属を採掘するクローラーや、折り畳まれてロケットに積み込み可能な巨大宇宙ステーション、果てはキノコでつくる究極のグリーンビルディングまで、このほど開催されたNASAの「革新的先進概念(NIAC)」プログラムの年次総会は、SFを現実のものにするための最先端の研究発表で溢れていた。そのいくつかを紹介しよう。

月面を覆うレゴリスが、宇宙飛行士による月面活動の最大の脅威となる

宇宙飛行士を再び月面に送り込むアルテミス計画を進めるNASAと民間宇宙企業が、将来の月面基地にとって脅威となる問題に直面している。それは、レゴリスと呼ばれる粉末状の月の石だ。この宇宙空間の厄介な粉塵を防ぐ手段として、NASAは音波や静電デヴァイス、超平滑コーティングといった対策を試すなど、月面着陸を見据えたさまざまなシミュレーションが成長産業へとなっている。

SpaceX stacks the full Starship launch system for the first time, standing nearly 400 feet tall

SpaceX has achieved another major milestone in its Starship fully reusable launch system: It stacked the Starship spacecraft itself on top of a prototype of its Super Heavy booster, which itself is loaded up with a full complement of 29 Raptor rocket engines, and the Starship on top has six itself. The stacked spacecraft now […]