スペースXのミッション「Inspiration4」は、“宇宙旅行”には終わらない:その成功が象徴する新たな宇宙時代の幕開け

スペースXによる完全民間宇宙飛行ミッション「Inspiration4」は、4人のクルーが宇宙での3日間の滞在を終えて地球に帰還した。このミッションは宇宙機関が一切関与していないことで「宇宙飛行の新たな時代の幕開け」とされるが、それだけではない。Inspiration4の偉業が示唆する宇宙開発のこれからと、あるべき姿を読み解いていく。

スペースXによる初の「民間人だけの宇宙旅行」の成功は、新たな産業の始まりを告げる“号砲”となる

世界で初めて民間人だけで宇宙を“旅行”するスペースXのミッション「インスピレーション4」が成功し、4人のクルーが地球に帰還した。短時間ではなく3日間にわたる宇宙への旅を民間人だけで実現させた今回のミッションは、民間の宇宙旅行産業の始まりを告げる“号砲”でもある。

ジェフ・ベゾスが成功させた宇宙旅行には、単なる“冒険”には終わらない「壮大な目標」がある

無事に宇宙旅行から帰還したジェフ・ベゾスは、宇宙の素晴らしさを何度も語った。しかし、彼の挑戦は単なる観光や冒険として「美しい地球」を眺めることには終わらない。真の目標は人類と地球を救うことであり、人類の繁栄のために地球外で生活する道筋をつくることにある──。『WIRED』US版エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィによる考察。

「最初の女性宇宙飛行士」になれなかった82歳が、ベゾスと宇宙を旅したことの意味

アマゾン創業者のジェフ・ベゾスらによるブルーオリジンの宇宙旅行。その実質的な主役となったのは、60年前に最初の女性宇宙飛行士となるべく訓練を受けて実現しなかった82歳のウォリー・ファンクだった。彼女が宇宙に飛び立ったことで、ブルーオリジンは確かに歴史をつくったと言えるのではないか──。現地で取材した『WIRED』US版エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィによる考察。

宇宙へ飛び立つジェフ・ベゾスたちが、「11分の旅」で体験することすべて

アマゾン創業者のジェフ・ベゾスが乗り込むブルーオリジンの有人宇宙船が、7月20日午後10時(日本時間)に打ち上げられる。ベゾスと弟のマーク、女性宇宙飛行士の先駆けを目指した82歳のウォリー・ファンク、そしてチケットを(父親が)落札した18歳の4人は、いったいどんな旅を体験することになるのか。この旅には、どんな価値と意味があるのか──。『WIRED』US版エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィによる現地レポート。

「墜落のリスク」を冒さず宇宙を目指した“第3の富豪”が考えていたこと

ヴァージン・グループ創業者のリチャード・ブランソンが“宇宙旅行”に成功し、アマゾン創業者のジェフ・ベゾスも続こうとしている。こうしたなか、同じように宇宙を目指した3人目の富豪がいた。2018年に亡くなったマイクロソフト共同創業者のポール・アレンも宇宙事業にのめり込んだが、彼は人命をリスクに晒さない方法を模索していた──。『WIRED』US版エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィによる、アレンの「視点」についての考察。