<『Web編集の教科書』『Fail Fast! 速い失敗が未来を創る』『思い通りに人を動かすヤバい話し方』──各出版社がいま、最もオススメする6冊を紹介> 各出版社の「これはぜひ推したい!」という新刊本を紹介。発行に携わった出版社の担当者たちが、それぞれの本のエッセンスやおすすめのポイントなどをご案内します(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)。 『現場で使える Web編集の教科書』 著者:withnews+ノオト+Yahoo!ニュース 出版社:朝日新聞出版 (※…
【動画】「ぞっとする」「ショック」──火が付いたように泣き叫ぶ赤ちゃんの声を完璧に再現する鳥
<不機嫌な赤ちゃんの不幸な泣き声をそっくり真似する鳥の「身も凍る」声> オーストラリアのタロンガ動物園で撮影された動画が、ネット上で人気を呼んでいる。同動物園のコトドリが、「人間の赤ちゃんが泣く声」を衝撃的なほどそっくりに真似る姿をとらえた動画だ。ツイッターの視聴回数は72万1400回を超えた。 オーストラリア南東部に分布するコトドリは、物真似の能力で知られている。地上で営巣する鳥で、姿はニワトリに似ている。コトドリ(lyrebirds)という名前は、オスの大きな尾羽の形状が竪琴(たてごと)に似ていることにちなんで名づけられた、とブリタニカ百科事典にはある。オスのコトドリは、森のなかの開けた場所で羽を誇示し、複雑な歌を歌い、ほかの生きものの声を真似る。交尾の相手を引き寄せるための「ディスプレイ」行動だ。 コトドリは物真似が得意で、機械音でも完璧な正確さで真似できる。自然史学者のデイビッド・アッテンボローはかつてBBCで、カメラのシャッター音や車のサイレン、チェーンソーなどを真似するコトドリの能力を紹介したことがある。「世界でもっとも精緻で、もっとも複雑で、もっとも美しい歌が歌えるのは、どの鳥だろうか? 候補者はたくさんいると思うが、この鳥はその一員にちがいない」と、アッテンボローは語っている。 シドニーのタロンガ動物園が最近公開した動画では、エコーという名の7歳のコトドリが、本物の人間の赤ちゃんと区別がつかない鳴き声を披露している。しかも、表現が極めて多彩だ。 あまりに似すぎていて「ぞっとする」「身も凍る」とコメントするユーザーもいるところが、よくあるオウムの物真似とは違うところだ。そして大多数は、この声を「鳥が」出していることに衝撃を受ける。 電気ドリルと火災警報も タロンガ動物園の鳥類部門を監督するリアン・ゴレビオウスキがガーディアン紙に説明したところによれば、エコーがこれほど正確な赤ちゃんの泣き声をどうやって覚えたのかよくわからないという。現在の新型コロナウイルスの流行で、シドニーがロックダウンされている現状ではなおさらだ。 「来園者から覚えたとしか考えられない。そしてロックダウン中に技を磨いたのは明らかだ」とゴレビオウスキは言う。「とはいえ、これには心配な点もある。なにしろ、動物園は家族が幸せに過ごす場所だと思っていたからね!」 「エコーが真似る音は、ほかにふたつある」とゴレビオウスキは言う。「ひとつは電気ドリルの音で、おそろしいほど正確だ。もうひとつは火災警報だ。『すぐに避難してください』のアナウンスまで完璧にマスターしている」 ===== ガーディアンの報道によれば、ラ・トローブ大学のアレックス・メイジー博士は、コトドリが人間の声を真似るのは珍しいケースであり、エコーの鳴き声はやや変則的なものだと説明しているという。 コトドリは、こうした「歌」のレパートリーを、若い世代のコトドリに伝えていく。 オスのコトドリは、この非凡な才能をずる賢い目的で使うこともある。2021年に発表された研究によれば、オスのコトドリはしばしば、メスとの交尾中に、捕食者の群れがたてる音を真似るという。そうする正確な理由はまだわかっていないが、捕食者のたてる音を出すことで、危険が近くにあるとメスに思いこませ、その結果、メスがオスのそばにとどまる時間が長くなるのではないかと科学者らは推測している。 (翻訳:ガリレオ) ===== Bet you weren’t expecting this wake-up call! You’re not hearing things, our resident lyrebird Echo has the AMAZING ability to replicate a variety of calls – including a baby’s cry! via keeper Sam #forthewild #tarongatv #animalantics pic.twitter.com/RyU4XpABos— Taronga Zoo (@tarongazoo) August 30, 2021 【動画】カメラのシャッターやチェーンソーの音を真似るコトドリ
損傷したDNAの修復プロセスを可視化することに成功
<長い間謎だった損傷したDNAが修復されるプロセスを直接視覚化することに成功した> 私たちの体内ではDNA損傷が頻繁に起こっている。DNA損傷を修復する力がなければ、紫外線や活性酸素(ROS)に対して脆弱となり、がんを発症するリスクが高まる。DNA損傷を速く正確に修復できるか否かは、多くの生物にとって重要な問題だが、DNAシーケンスにおいてミスなくDNAを修復することは難しく、鋳型となるものが必要だ。 二本鎖DNAを正確に修復する手法として、姉妹染色体(複製による親の完全なコピーの染色体)を鋳型とし…
ミャンマー民主派が軍に宣戦布告 各地で攻撃開始、実質的な「内戦状態」に
<国軍によるクーデターから7カ月、民主派の反撃はこの国に平穏を取り戻すのか?> 軍政による強権的弾圧が続くミャンマーで7日、民主勢力側が国民に対して武器を持って対抗することを正式に呼びかけた。また市民には食料品や医薬品の確保を求めるなど実質的な「宣戦布告」を行ったことが明らかになった。 現地からの報道によると、7日にオンラインで会見した「国家統一政府(NUG)」のドゥワ・ラシ・ラー氏は国民に「軍の施設を攻撃せよ」などと軍政と戦うことを正式に求めた。同氏は2月1日のミン・アウン・フライン国軍司令官率い…
気候変動による世界初の飢饉が発生か 4年間降雨なく、昆虫で飢えをしのぎ…マダガスカル
<被害の大きな農村では、住民の4人に3人が深刻な飢餓状態に> アフリカ大陸の南東に浮かぶ島国・マダガスカルで、深刻な飢饉(ききん)の懸念が高まっている。 国連最大規模の人道支援機関である世界食糧計画(WFP)は、「グラン・スッド」と呼ばれるマダガスカル南部の孤立した農村地帯だけで2万8000人が重度の飢餓状態にあり、食糧難に見舞われている人々の数は114万人に達すると発表した。 WFPは4月発表のニュースリリースのなかで、「マダガスカル南部で長期にわたり容赦ない日照りが起きており、数十万の人々が飢饉…
誰にも悩みを相談できない日本の子どもたち
<「人に迷惑をかけるな」と言い聞かされているためか、特に男子は諸外国に比べて誰にも悩みを相談しない比率が高い> 新学期が始まったが、子どもの自殺は毎年9月1日に最も多発する。理由は言うまでもない。学校が始まることへの恐怖からだ。子どもの不安や自殺願望はインターネット上に吐露されることから、この時期、ネットパトロールが強化されている。 加えて昨今の自殺対策の特徴は、「SOSの出し方教育」に力が入れられていることだ。「命や暮らしの危機に直面した時、誰にどうやって助けを求めればよいか具体的かつ実践的な方法…
アフガニスタン、複雑怪奇なテロ組織の協力と対立の関係を紐解く
<誰と誰が味方? 空港自爆テロにはタリバン一派の影が? 「ISホラサン州」とタリバンの無視できない協力関係> アフガニスタンの暗い過去を思い出させると同時に、新たな暗黒時代の到来を予感させる出来事だった。8月26日に首都カブールの空港周辺で起きた自爆テロのことだ。 8月半ばにイスラム原理主義勢力タリバンが全土掌握を宣言したのを受け、空港周辺は国外に逃れようとする市民と、それを管理しようとする米国や同盟国の関係者とでごった返していた。この爆破テロによる死傷者は米兵13人を含む数百人に上った。 そのメッ…
米軍ドローン攻撃でアフガニスタン民間人の犠牲者数が急増
<アフガニスタンで空爆を実施した米軍だが、ドローン攻撃による民間人の被害は確実に増加し続けている> 8月29日、米軍がアフガニスタンの首都カブールで自爆テロを防ぐためとして行ったドローン攻撃で、民間人10人が死亡、そのうち6人が12歳以下の子供だった。ドローン攻撃は現地に情報提供者がいてこそ正確さを保てるが、今回の攻撃で現地に情報提供者はいなかった。 米ブラウン大学のチームが行った調査によれば、米軍主導の空爆によるアフガニスタンの民間人の犠牲者は、オバマ政権時の2016年からトランプ政権時の19年に…
「ヒュブリス」だった東京五輪が日本に残す教訓
<「安全・安心」とは何だったのか。IOCは「上から目線」だったが、政府はそれを事実上支持した。五輪関係者向けに厳しいルールを定めたが、非現実的で、ほとんどチェックされなかった。今大会はいわば「ヒュブリス五輪」だった> いったい何回、聞かされたのか。「安全・安心な大会」と。 2020年3月に東京五輪・パラリンピックの延期が決まってから大会組織委員会の全ての記者会見で、1時間に少なくとも10回は耳にした。スローガンのようになっていた。 「安全・安心」とは何か? と私は何度も責任者に尋ねたが、確かな答えを…
「処理」された犬たちの首輪の山──韓国・犬肉農場のぞっとする光景
<農場主は20年以上にわたって食用の繁殖や飼育、販売を行っていた> 韓国の動物愛護活動家たちが、犬肉農場で撮影したゾッとするような複数の画像を公開した。韓国では犬食文化が今も残っており、こうした農場で電気ショックを与えて殺害した犬が食肉処理され、販売されている。 韓国南部の珍島にある農場で撮影された画像の1枚は、農場内の屠殺場に積み上がった大量の首輪とリード。ここで無数の犬が殺され、食肉処理されたことを物語っている。 そのほかの画像は、殺されずにすんだ65匹(数匹の子犬を含む)の犬たちで、動物愛護団…