ワシントン大学(University of Washington・米)はこのほど、約2万4000頭の飼い犬を対象とした研究で、1日1回しか食事を与えないイヌは、食事の回数が多いイヌに比べて、加齢にともなう疾患の有病率が低いことを発見しました。
10年間の追跡調査の結果、1日1食の個体では、消化器系、腎臓・分泌系などの病気発症リスクが有意に低かったとのこと。
しかし、研究チームと獣医師らは「まだ相関関係の段階にあり、科学的証拠が見つかるまで食事方法を変えるべきではない」としています。
本研究は、査読前論文として、11月11日付けのプレプリントジャーナル『bioRxiv』に掲載されています。
目次 「断食」は体に良い食事法 「断食」は体に良い食事法 特定の時間にだけ食事をする「断続的断食(インターミッテント・ファスティング)」について聞い…
参考文献
Feeding dogs only once a day may protect them from age-related disease
https://www.zmescience.com/ecology/animals-ecology/feeding-dogs-only-once-a-day-may-protect-them-from-age-related-disease/
元論文
Once-daily feeding is associated with better cognitive function and health in companion dogs: Results from the Dog Aging Project
https://europepmc.org/article/ppr/ppr418863