イヌは「一日一食」にすると有病率が低くなるという研究

イヌは「1日1食」にすると健康に年を重ねられる?
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ワシントン大学(University of Washington・米)はこのほど、約2万4000頭の飼い犬を対象とした研究で、1日1回しか食事を与えないイヌは、食事の回数が多いイヌに比べて、加齢にともなう疾患の有病率が低いことを発見しました。

10年間の追跡調査の結果、1日1食の個体では、消化器系、腎臓・分泌系などの病気発症リスクが有意に低かったとのこと。

しかし、研究チームと獣医師らは「まだ相関関係の段階にあり、科学的証拠が見つかるまで食事方法を変えるべきではない」としています。

本研究は、査読前論文として、11月11日付けのプレプリントジャーナル『bioRxiv』に掲載されています。

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参考文献

Feeding dogs only once a day may protect them from age-related disease
https://www.zmescience.com/ecology/animals-ecology/feeding-dogs-only-once-a-day-may-protect-them-from-age-related-disease/

元論文

Once-daily feeding is associated with better cognitive function and health in companion dogs: Results from the Dog Aging Project
https://europepmc.org/article/ppr/ppr418863

肉を食べる「ミツバチ」の腸内細菌はハゲタカ・ハイエナと同じだった!

肉を食べる「ミツバチ」は腸内細菌も特殊だったと判明!
Credit:Laura L. Figueroa et al . Why Did the Bee Eat the Chicken? Symbiont Gain, Loss, and Retention in the Vulture Bee Microbiome . ASM Journals (2021)

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肉食ミツバチの腸内細菌はハイエナやハゲタカに似ていたようです。

米国カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)で行われた研究によれば、主食に肉を食べるように進化した「肉食ミツバチ」の腸内細菌を調べたところ、腸内細菌が肉食動物化していたとのこと。

また肉が主食であるのに、巣には人間も食べられる甘い蜜があるようです。

研究内容の詳細は11月23日に『ASM Journals』で公開されています。

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参考文献

When bees get a taste for dead things: Meat-eating ‘vulture bees’ sport acidic guts
https://phys.org/news/2021-11-bees-dead-meat-eating-vulture-sport.html

元論文

Why Did the Bee Eat the Chicken? Symbiont Gain, Loss, and Retention in the Vulture Bee Microbiome
https://journals.asm.org/doi/10.1128/mBio.02317-21

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腸は第2の脳ではなく、むしろ「脳の方が腸から生まれた」と判明! – ナゾロジー

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腸は第2の脳ではなく、むしろ「脳の方が腸から生まれた」と判明!

腸は第2の脳ではなくむしろ腸の一部から脳がうまれたと判明!
Credit:Canva . ナゾロジー運営部

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ニューロンの起源は腸のようです。

ドイツにあるヨーロッパ分子生物学研究所(EMBL)で行われた研究によれば、脳を構成するニューロンの起源は、消化システムの制御を行う細胞であった可能性が高い、とのこと。

近年では腸にもニューロンがあり、脳との関係の深さから「腸は第2の脳」と言われるようになりましたが、逆でした。

研究によれば、ニューロンの原形となる細胞は最初に消化システムで誕生し、後に脳に転用されるようになったようです。

つまり順番にこだわるならば、腸は第2の脳ではなくむしろ、脳が第2の腸ということになります。

しかし、研究者たちはこの常識を引っくり返すような結論を、いかにして導き出したのでしょうか?

研究内容の詳細は11月4日に『Science』に掲載されました。

目次 腸は第2の脳ではなくむしろ腸の一部から脳がうまれたと判明!脳は腸の一部が変化して誕生した腸内細菌叢は脳より古い起源をもっている 腸は第2の脳で…

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参考文献

More than a gut reaction
https://www.embl.org/news/science/more-than-a-gut-reaction/

元論文

Profiling cellular diversity in sponges informs animal cell type and nervous system evolution
https://www.science.org/doi/10.1126/science.abj2949

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温暖化の影響で、アマゾンの鳥は体が縮んでいる

温暖化でアマゾンの鳥たちに異変が起きつつある
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温暖化の魔の手は、人間の息がかかっていないアマゾンの熱帯林にまで及び始めているようです。

カリフォルニア統合生態研究所(Integral Ecology Research Center・米)はこのほど、過去40年間で、アマゾンに生息する鳥類の体が小さくなると同時に、翼幅が長くなっていることを明らかにしました。

これまでにも、鳥の体が小さくなっているという報告はありましたが、そのほとんどは渡り鳥が対象であり、要因も狩猟や殺虫剤、森林破壊が挙げられていました。

しかし今回は、人の手が入っていないアマゾンの鳥たちであり、温暖化が原因と見て間違いないようです。

研究は、11月12日付けで学術誌『Science Advances』に掲載されています。

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参考文献

Climate Change May Have Done 2 Odd And Contradictory Things to Birds in The Amazon
https://www.sciencealert.com/climate-change-has-done-2-odd-and-contradictory-things-to-birds-in-the-amazon
Amazon Rainforest birds’ bodies transform due to climate change
https://phys.org/news/2021-11-amazon-rainforest-birds-bodies-due.html

元論文

Morphological consequences of climate change for resident birds in intact Amazonian rainforest
https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.abk1743

「死んだふり」を操る遺伝子を発見!

Credit:Canva . ナゾロジー編集部

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死んだふりに必要な遺伝子があるようです。

東京農業大学で行われた研究によれば、甲虫の死んだふりを操る遺伝子群が発見された、とのこと。

死中に活を見いだす「死んだふり」は虫から脊椎動物まで幅広い動物に採用されています。

いったいどんな遺伝子によって「死んだふり」は操作されているのでしょうか?

研究内容の詳細は11月8日に『Scientific Reports』で公開されています。

目次 「しんだふり」の解明に挑む死んだふりを操る遺伝子を発見「しんだふり」のメカニズムは人間の蘇生にも役立つ 「しんだふり」の解明に挑む 捕食者に食…

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参考文献

世界初! 天敵から逃れる戦略を制御するゲノムの特徴を解明 ~死んだふりを操る遺伝子の全貌を突き止めた~
https://www.nodai.ac.jp/application/files/2616/3607/2242/1.pdf

元論文

Genomic characterization between strains selected for death-feigning duration for avoiding attack of a beetle
https://www.nature.com/articles/s41598-021-00987-z