自分の予測を評価する脳回路があるようです。
日本の理化学研究所で行われた研究によれば、ゼブラフィッシュの脳において、予測の正しさと間違いを感知する回路を発見したとのこと。
さらに予測に間違いが起こることを学んだゼブラフィッシュは、そうでない個体に比べて、リスクを最小化する動きをするようになりました。
ゼブラフィッシュの脳は脊椎動物の中でももっとも単純な構造であるものの、予測の成功と失敗を繰り返すことで、最適な行動を選択できるようです。
研究内容の詳細は『Nature Communications』に掲載されています。
目次 予測が上手くいっているかを判断する脳回路を発見!歪んだ物理法則を体験した魚は世界を疑うようになる 予測が上手くいっているかを判断する脳回路を発…
参考文献
最適な未来予想の実現化をモニターする神経細胞の発見 -魚の脳内モデル解読のための仮想現実空間実験システムを開発-
https://www.riken.jp/press/2021/20210929_2/index.html
元論文
Zebrafish capable of generating future state prediction error show improved active avoidance behavior in virtual reality
https://www.nature.com/articles/s41467-021-26010-7