人類は深海に何があるかもわかっていないのに、もう破壊しようとしている

深海には陸地の6倍のコバルト、3倍のニッケル、4倍のレアアース金属イットリウムが含まれている。いまや現実問題として、風力タービン、電気自動車、ソーラーパネル、蓄電用バッテリーといったクリーンエネルギーへの転換には地球から何十億トンものこうした金属を採掘しなければならない一方で、レアメタルの採掘場として注目される深海の特殊な環境や想像以上に豊かな生物種については研究が始まったばかりだ。 環境ジャーナリスト、エリザベス・コルバートからのレポート。

At the frontier of the climate crisis, one scientist’s quest to record the ‘invisible world’ of the Arctic

Lighter nights, orange sunsets, straying killer whales: Wayne Davidson has observed the subtle signs of a tragically warming Arctic for four decadesWayne Davidson has been taking atmospheric readings from the Arctic Weather Station at Resolute Bay on C…

東京と鎌倉の間のハイパーオブジェクト:SZ Newsletter VOL.95[ENVIRONMENT]

環境哲学者ティモシー・モートンは、わたしたちの世界に実在しながら人間的な尺度を超えた存在を「ハイパーオブジェクト」と定義した。そのひとつは、東京と鎌倉の間、日常のすぐ隣りにサイバーパンク的なパラレルワールドとして拡がっている。SZメンバーシップの今週のテーマ「ENVIRONMENT」について、都市でも自然でもない第三項としてのハイパーオブジェクトを提示する編集長からのニュースレター。

When Covid came to the anti-vax capital of Australia

A noisy minority in NSW’s northern rivers are pushing back against Covid-19 restrictionsBenny Zable has lived in Nimbin on and off since 1973, when he arrived in town for the Aquarius festival – the event that seeded counterculture and escapist lifesty…

EVバッテリーに必要な希少金属として注目の深海鉱物資源。だが環境へのインパクトは無視できない

環境に優しい輸送手段とされる電気自動車(EV)への移行には大量の希少金属が必要となる。児童労働や環境汚染などの問題を起こしている現状の調達先の代替として注目されるのが深海鉱物資源だ。数々の民間鉱業企業が探査に乗り出すなか、その深海生態系への影響はいまだ科学的に調査中だ。BMWやボルボは環境に配慮し海底採鉱による金属を使用したEVバッテリーを使用しないといち早く決めるなど、対応が分かれる深海鉱物資源の最前線。