ザッカーバーグはわたしたちをメタヴァースに住ませたがっている

仮想空間に注力するメタヴァース企業を目指して社名を「Meta(メタ)」に変更したフェイスブックは、現実世界で行われているすべての活動をメタヴァースでも実現しようとするだろう。そこでは「デジタル商品とそのクリエイターが巨大な存在になる」一方で、これまで買収と独占を繰り返してきた同社の成長戦略から考えれば、ザッカーバーグはその世界の仕組みすべてを手にしなければ満足しないだろう。

デジタルの光、リアルのデジタル・コンヴァージェンス:SZ Newsletter VOL.107[CULTURE]

カームテクノロジーが『陰翳礼讃』のように空間の佇まいや気配を生みだすとすれば、CGがつくりだす“デジタルの光”はそこにどんな陰翳をもたらすだろうか? それらが結局のところ光の波長であるならば、物理的な世界とメタヴァースの間に、はたして「現実」であることの違いはあるのだろうか? 今週のSZメンバーシップのテーマ「CULTURE」に寄せて、現実のデジタル・コンヴァージェンスを考察する編集長からのニュースレター。

フェイスブックが「メタヴァース企業」になる前に、ザッカーバーグが対処すべきこと

仮想空間に注力するメタヴァース企業を目指し、社名を「Meta(メタ)」に変更したフェイスブック。未来像として示したメタヴァースを実現させるのであれば、まずは内部告発で明らかになった問題の数々に対処していく必要がある。フェイスブックの現在の社名が何であろうと、危機は終わっていない──。『WIRED』US版エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィによる考察。

Roblox is back online after three days of Halloween outage

Roblox, the gaming platform that is immensely popular amongst young players, said on Twitter Sunday evening that it is back online worldwide. Roblox is back online everywhere! Thank you for your continued patience as we get back to normal. — Roblox (@Roblox) October 31, 2021 The recovery came after an outage that lasted three days, […]

メタな世界から千のプラトーへ:SZ Newsletter VOL.106[AI]

フェイスブックの新しい社名「Meta(メタ)」が物語るように、いまやメタヴァースは人類(と独占を狙うテック企業)の新たなフロンティアとして目の前に拡がっている。だが現実を超越(メタ)したその世界はひとつではないし、ましてやひとつの企業のものでもない。そこではあらゆる動植物やロボットやAIが調和のもとに暮らすいくつもの台地(プラトー)が屹立するのだ。今週のSZメンバーシップのテーマである「AI」が準備する世界を描く編集長からのニュースレター。

訪れるのはメタヴァースの時代か、それとも「メタの時代」なのか:フェイスブックの社名変更がもたらす仮想世界のこれから

「Meta(メタ)」へと社名変更したフェイスブックが、メタヴァースへの取り組みについてのヴィジョンを発表した。「次のインターネット」になるとされるメタヴァースにおいて同社は、人々が現実と仮想世界との間でシームレスに行き来できる環境を目指している。だが、相互運用性の問題などが解決されないことには、それは閉じられた「メタの世界」に終わりかねない。

フェイスブックが「メタ」へと社名変更しても、本質的に“変わらない”こと

仮想空間に注力するメタヴァース企業を目指すフェイスブックが、社名を「Meta(メタ)」に変更したと発表した。安全より利益を優先していたことが内部告発で明らかになった同社にとって、社名変更は一定の効果も期待できるが、その本質的な問題は何ら解決していない。