自然に有益だったはずの山火事は、こうして「地球の脅威」へと変化した

米西海岸を中心に広がる山火事の勢いが止まらない。気候変動の影響で世界各地で森林火災が頻繁に発生するようになり、いまや地球環境を脅かす危機のひとつになっている。本来は健全な森林に欠かせない自然現象だったはずの森林火災は、なぜここまで猛威を振るうようになったのか。その変遷とメカニズムをひも解く。

アマゾンが収集している大量の個人情報の中身と、その“追跡”をかわす方法

アマゾンはユーザーのさまざまな個人情報を収集している。Amazonでの検索や購入の履歴のみならず、一つひとつのクリックやスクロール、そして「Alexa」が録音した音声まで、アマゾンのエコシステム内でとる行動のすべてが知られているのだ。この“追跡”は、いったいどこまでかわすことができるのか──。その方法を調べてみた。

学習して進化するAIに“忘れさせる”ことは可能なのか? 研究者たちの取り組みと課題

人工知能(AI)が機械学習によって個人情報を取り込んで“賢く”なっていくなかで、プライヴァシーを巡る懸念が世界的に高まっている。こうしたなか研究者たちは、アルゴリズムに組み込まれた個人の情報を、機械に“忘れさせる”という難題に取り組んでいる。

WANDRDのカメラバッグ「PRVKE」の新モデルには、非の打ち所がない:製品レヴュー

バックパックで知られるWANDRD(ワンダード)のほぼ完璧だったカメラバッグ「PRVKE(プロヴォーク)」が、さらなる改良を経て帰ってきた。新生PRVKEには持ち物すべてがぴったり収まり、背負い心地もよく、耐久性が高い。そして何より、機能的でありながら見た目がいいのだ。『WIRED』US版によるレヴュー。

サステイナブルな行動が求められるいま、必携すべきマイボトル4選

気候変動がわたしたちの生活環境、あるいは安全に影響を及ぼし始めたいま、一人ひとりの環境への行動が問われている。こうしたなか、マイボトルをもつことはすぐにでも取り組めるサステイナブルな行動のひとつだ。しかし、店頭は選ぶことができないほどの製品で溢れ、理想のマイボトルにたどり着くことは至難の業だ。そこで今回は、マイボトル選びの羅針盤となる4つのプロダクトを紹介しよう。

合成映像の“分身”がプレゼンで活躍する時代がやってきた:加速するディープフェイクのビジネス利用と、その課題

動画などを人工知能(AI)で加工するディープフェイクの技術が、ビジネスの現場で使われ始めている。その一例が、個人のデジタルな“分身”を合成映像で生成し、プレゼンテーションや研修ヴィデオなどに活用する手法だ。活用事例が増え始めている一方で、合成映像ならではの課題も浮き彫りになっている。

アップルのAirTagと“合体”すれば、「リモコンがなくならない世界」がやってくる

部屋のどこかに隠れてしまいがちなストリーミング端末のリモコン。なくなっても簡単に見つけられるようにするために、アップルの紛失防止タグ「AirTag」とリモコンケースを“合体”させてはどうだろう──。そんなコンセプトのリモコンケースが次々に登場している。

コロナ禍を経て業績が回復基調のAirbnbが、先行きを楽観視できない理由

コロナ禍で冷え込んだ旅行需要が、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んだ欧米で2021年夏になって回復基調を見せている。この傾向は民泊プラットフォーム最大手であるAirbnbの業績回復にも明らかだが、新型コロナウイルスのデルタ株の流行に伴って先行きに再び暗雲が垂れ込めている。

サムスンの「Galaxy A32 5G」には、格安スマートフォンとして失望する点が見当たらない:製品レヴュー

サムスンがスマートフォンの低価格帯モデルで攻勢をかけている。なかでも注目は日本でも発売された「Galaxy A32 5G」だ。約30,000円という価格ながら、バッテリーのもちから性能まで、ほぼすべての点がよくできている。これは“スマートフォンのルネサンス”と言っていいのではないか──。『WIRED』US版によるレヴュー。