オーヴァーツーリズムに苦しんでいたアムステルダムやヴェネツィア、京都などの都市は、パンデミックによりその姿を大きく変えようとしている。はたして持続可能な“観光“都市を目指すホテルの在り方とは何か──。2019年、若手現代アーティストが住むコミュニティ型アートホテル「KAGANHOTEL-河岸ホテル-」を京都にオープンさせた扇沢友樹、日下部淑世(株式会社めい代表)のふたりに、都市を豊かに育む観光・ホテルの未来を訊く。
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オーヴァーツーリズムに苦しんでいたアムステルダムやヴェネツィア、京都などの都市は、パンデミックによりその姿を大きく変えようとしている。はたして持続可能な“観光“都市を目指すホテルの在り方とは何か──。2019年、若手現代アーティストが住むコミュニティ型アートホテル「KAGANHOTEL-河岸ホテル-」を京都にオープンさせた扇沢友樹、日下部淑世(株式会社めい代表)のふたりに、都市を豊かに育む観光・ホテルの未来を訊く。
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世界でも有数の森林大国、日本。森林は長らく人々の生活を支えてきた資源の宝庫でありながら、現在多くの問題を抱えている。日本に暮らすわたしたちが、その豊かな恵みをこれからも享受し続けるために、いったい何が求められているのだろうか? 森林を管理する百森と造林事業を展開するGREEN FORESTERSの代表を務める中井照大郎をゲストに迎え、持続可能な森林の豊かさとそのコモンズとしての価値を訊いた。
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テクノロジーの社会実装がほぼルールメイキングそのものだとするならば、法律家・水野祐が『WIRED』雑誌版のテーマを毎号解題する連載「新しい社会契約〔あるいはそれに代わる何か〕」は、その最も先鋭的な論点を端的に示してくれる最重要の2ページだ。現在「21_21 DESIGN SIGHT」にて開催中の「ルール?展」のディレクターも務める水野を迎え、最新号のテーマ「コモンズ」とルール、社会契約をめぐる対話を繰り広げた。
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自分たちが食べるものを自らのコミュニティが選び、生産・流通するといった「食料主権」は、食の工業化に伴ってほとんどの人々が手放していった権利だ。食の循環がコミュニティの文化やネイバーフッドを醸成するだけでなく、地球環境にとって決定的なインパクトを与える時代に、リジェネラティヴな食のあり方をコモンズとして捉え、食の主権を再び自分たちの手に取り戻すことはいかにして可能なのか? Future Food Institute創設者のサラ・ロヴェルシをゲストに迎え…
人類はいかにして豊かな共有地を共に編み上げていけるだろうか? 雑誌『WIRED』日本版の最新号発売日に開催されたエディターズラウンジでは、コンテクストデザイナーの渡邉康太郎(Takram)をゲストに迎え、雑誌の特集テーマ「NEW COMMONS コモンズと合意形成の未来」をさらに深く豊かに読み解くための推薦図書を挙げながら恒例のビブリオトークが繰り広げられた。恰好の「新コモンズ入門」となったその模様を音声記事でお届けしよう。
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イエバエの幼虫を利用して家畜のふんなどの有機廃棄物を肥料に生まれ変わらせ、その幼虫を飼料にする──。そんな循環型システムの研究開発で知られるムスカは、1週間で有機廃棄物を分解する超高効率なバイオマス・リサイクルシステムを生み出した。創業者の串間は「究極の循環型社会」をどのように思い描くのか。これまでの道のりとその先の未来について串間に訊く。
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コミュニティデザインにおける「食」の重要性とは?というお題に対して、コミュニティメンバーの視界に美味しい食べ物がどれだけ見えているかという「食視率」の概念からその本質を軽やかに提示してみせた山崎亮。市民が持続可能なかたちで自発的に参画するコミュニティデザインに携わり続けてきた山崎が、ネイバーフッドから始まる食の可能性を語った「フードイノヴェイションの未来像」第6回のダイジェストをお届けする。
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「Clubhouse」のブームによって、日本でも出会いと交流を加速させるツールとして急速に浸透した音声SNSアプリ。それをいつでも誰でも交流可能な音声AR空間である「オーディオメタバース」と銘打って新たな次元へと進めようとする人物がいる。音声SNS「Dabel」を展開してきた起業家の井口尊仁だ。メタヴァースという新たな領域においてどんな体験をもたらしてくれるのか──。その全容を井口に訊いた。
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今年も開催決定となった『WIRED』日本版による大型イヴェント「WIRED CONFERENCE」。「FUTURE : re-generative」というテーマのもと、「CITY」「NEW COMMONS」「SELF+CARE」という3つの領域から未来の“再生”に向けて、多彩な登壇者とともに議論を繰り広げる3日間となる。このオンラインカンファレンスの全貌を、6つのポイントから紹介する。
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2020年に公開された『ミッドナイトスワン』で第75回毎日映画コンクール音楽賞を受賞し、今夏に新作オペラ『Super Angels』の世界初演を迎えた音楽家・渋谷慶一郎。『WIRED』でも「コロナの中のピアノと音楽」という連載をもつ彼は、2011年に「おわりの音楽 —音楽は変わらなければならない—」と題した「3.11以降の音楽」についてのエッセイも寄稿している。それから10年、混迷の社会における音楽(家)の役割を渋谷に訊いた。
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