<独マックスプランク海洋微生物学研究所などが、「地球の自転速度の変化が地球大気の酸素化と関連している可能性がある」との新たな説を発表した> 地球は、約45億年前に誕生して以降、月の引力によって自転速度が遅くなり、1日の長さが徐々に伸びている。 1日の長さはわずか6時間だった 地球誕生直後の1日の長さはわずか6時間であったが、14億年前には約18時間40分にまで長くなった。1日の長さは、1世紀あたり1.8ミリ秒長くなっていると推定されている。 また、地球誕生直後、地球大気や海洋にはわずかな酸素しか存在…
【動画】ハイイログマと超至近距離で遭遇、「完璧な対応」で全員無事!
<目と鼻の先を巨大なクマが歩き回るも、落ち着いた声で話し掛け続けたTikTok動画が話題に> 米アラスカ州を旅行中のグループが、森の中で巨大なハイイログマに至近距離で遭遇した動画が、大きな注目を集めている。 すぐ目の前をハイイログマが歩いているという恐ろしい状況だったが、グループは国立公園局の定めるガイドラインに従って完璧な対応をしたようだ。 問題の動画は、8月3日に@mrsb111が動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に投稿。動画はすぐにバズり、再生回数は驚きの1060万回(本記事の執…
加熱式たばこ三国志に、JTが投入するグローバルモデル「Ploom X」
<激戦となっている日本の加熱式たばこ市場だが、JTが新しいデザイン、新しい加熱技術を擁する新製品を発売。何が旧来の製品と違うのか> 日本のたばこ市場全体の約3割にまで成長した加熱式たばこ。現在、日本たばこ産業(JT)の「Ploom」、米フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)の「iQOS」、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の「glo」の3ブランドが、三国志さながらに覇権争いを繰り広げている。今のところ強者は、シェア約7割を握る「iQOS」だ。 そんな日本市場という「戦場」に、起…
インド洋覆う光のカーテン 国際宇宙ステーションから届いた極上写真
<不気味な緑色から鮮やかな紫まで──NASAが公開した至高のオーロラ写真集> NASAは、「オーロラ・オーストラリス」と呼ばれる南極光のうっとりするような写真を公開した。 この写真は、アジアと南極の間に広がるインド洋南部の上空約270マイルを周回する国際宇宙ステーション(ISS)から撮影されたものだ。2日にNASAジョンソン宇宙センターが発表した。 不気味な緑色から鮮やかな紫まで、極光はさまざまな色に輝いている。その上には、何光年も先に輝く膨大な数の星が確認できる。 写真を紹介した国際宇宙ステーショ…
古代エジプトの水中寺院遺跡から、2100年前の軍艦を発見 海底に消えた大都市の遺物
<エジプトとフランスの合同チームが、かつて伝承上の都市ともいわれた港湾都市の遺物をまたひとつ発見した> 軍艦が発見されたのはエジプト沖合、古代エジプトの水没都市「トーニス・ヘラクレイオン」の遺跡の中心部だ。同都市は古代エジプト最大級の港湾都市であったという伝説が残されているものの、史実として存在したのかは長いあいだ謎に包まれていた。 2000年に入り、ヨーロッパ海洋考古学研究所(IEASM)の創設者であるフランク・ゴディオ博士が海中で神殿の遺跡を発見したことで、初めてその存在が立証される。場所はエジ…
目標はグラミー受賞、あなたはCHAIを知っているか【世界が尊敬する日本人】
<「NEO KAWAII」を掲げ国内外で人気上昇中のバンド。「鎖国した日本の音楽市場を開国する象徴に」との予言も> ※8月10日/17日号(8月3日発売)は「世界が尊敬する日本人100」特集。市川海老蔵、猪子寿之、吾峠呼世晴、東信、岩崎明子、ヒカル・ナカムラ、菊野昌宏、阿古智子、小澤マリア……。免疫学者からユーチューバーまで、コロナ禍に負けず輝きを放つ日本の天才・異才・奇才100人を取り上げています。 今年4月、ニューヨークのタイムズスクエアに日本人女性4人の顔が大映しになった。音楽配信大手…
通州事件、尖閣諸島戦時遭難事件… 昭和史に埋もれていた「事件」に光を当てる
<戦争が終わり、時間の経過と共に忘れられていったのではなく、元より埋没してしまっていた重大事件がある。当事者たちの証言をもとに、それらの事件から昭和の大戦を読み解く> 第二次大戦の終結から76年がたつ。徐々に歴史の彼方へと追いやられようとしている。だがそれ以前に、敗戦国となった日本で長らく埋もれてしまっていた数々の重大事件があると、ノンフィクション作家の早坂隆氏は言う。 このたび『大東亜戦争の事件簿――隠された昭和史の真実』(育鵬社)を上梓した早坂氏が、その「事件簿」の一部を特別に寄稿する。 ◇ ◇…
コロナ明けにはここに行きたい! トラベル専門家たちが選ぶ夢の旅先
<新型コロナで旅行ができなくなったのは旅の専門家も同じ。彼らの旅に対する考えにも大きな変化があったようだ> ワクチン接種が進んで、国境を越えた旅行がようやく再開され始めた。そうなると問題は、どこへ行くかだ。そこで9人のトラベル専門家に、コロナ後の夢の旅行先について尋ねてみた。 ===== 01. グレートベア・レインフォレスト(カナダ) KEN CANNING/GETTY IMAGES ノリー・キントス(トラベルジャーナリスト) ナショナル・ジオグラフィック・トラベラー誌の編集にも携わるキントスはコ…
【モデルナCEO独占取材】mRNAワクチンはコロナだけでなく医療の在り方を変える
<驚異的な速さで新型コロナワクチン開発に成功したバイオベンチャー企業モデルナのCEOが語る、mRNAの可能性と癌治療の未来> ステファン・バンセルが「社員2号」として米モデルナに入社して10年、同社は新興企業から時価総額890億ドルの世界的企業に成長した。記録的な速さで開発された同社のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)ワクチンは、6000万人近いアメリカ人に投与されている。バンセルは6月、本誌英語版の発行元ニューズウィーク社のデブ・プラガドCEOとズーム(Zoom)でテレビ会談を行い、今後…
「街路樹や庭木でも暑さ対策への効果が期待できる」との研究結果
<森林だけでなく、街路樹や庭木といった単木でも、一定の冷却効果があることが明らかとなった> 樹木の下では、樹冠の陰と葉の蒸散作用によって気温や地表面温度が下がる。2021年7月9日に学術雑誌「エンバイロメンタル・リサーチ・レターズ」で発表された研究論文によると、森林だけでなく、街路樹や庭木といった単木でも、一定の冷却効果があることが明らかとなった。 街路樹や庭木といった単木でも、冷却効果があった 米アメリカン大学の研究チームは、2018年8月28日、夜明け前の5〜6時、午後14〜15時、夕方18〜1…