私たちの属する天の川銀河は、宇宙の中でも比較的大きい銀河の1つです。
そのような大きな銀河は、他の銀河との衝突・合併を繰り返すことで形成されていったと考えられています。
ハーバード・スミソニアン天体物理学センター(CfA)の新しい研究は、約130億年前に天の川銀河と衝突したとされる「ガイア・ソーセージ・エンケラドゥス(Gaia-Sausage-Enceladus)」が、どのように天の川銀河に取り込まれていったかを調査。
それにより、過去100億年にわたる天の川銀河のほぼ全体の成長を説明できるモデルに近づいたと報告しています。
研究の詳細は、2021年12月14日付で科学雑誌『The Astrophysical Journal』に掲載されています。
目次 天の川銀河に取り込まれた最後の銀河 天の川銀河に取り込まれた最後の銀河 私たちの属する天の川銀河も、始めから現在のような姿だったわけではありま…
参考文献
Our Milky Way Galaxy’s Most Recent Major Collision
https://scitechdaily.com/our-milky-way-galaxys-most-recent-major-collision/
元論文
Reconstructing the Last Major Merger of the Milky Way with the H3 Survey
https://iopscience.iop.org/article/10.3847/1538-4357/ac2d2d