若き名うてのシェフが集う「Julius」。ローカリズムと持続可能性の追求が生んだ、新しいガストロノミーの可能性

ベルリン・ウェディング地区に店を構える、気鋭のレストラン「Julius」。日本人を含めた若きシェフやソムリエたちが集う同店に、世界中の美食家たちが熱い視線を注いでいる。そんなJuliusのメンバーたちは、いかに「食」と向き合い、ベルリンから新たな食文化を生み出そうとしているのだろうか。

気候危機を生き延びるためのフードテック:SZ Newsletter VOL.98[FOOD]

垂直農法(ヴァーティカルファーム)や培養肉は「後期資本主義のための巨大なランチボックス」と揶揄されいまは富裕層や高級レストラン向けの一皿だけれど、先の国連IPCC報告書でも指摘される気候変動やメタンの削減目標に対応するためには有望なフードテックであることに変わりはない。ビル・ゲイツの新著『地球の未来のため僕が決断したこと』もひも解きながら今週のSZメンバーシップのテーマ「FOOD」の未来を考える編集長からのニュースレター。

卵不使用の植物性マヨネーズがなぜいまシリコンヴァレーで注目されるのか?

近年見かけるようになった卵不使用の植物性マヨネーズ。地球環境に配慮しタンパク質を動物に頼らない代替食品はビル・ゲイツやピーター・ティールなどの投資家たちも注目している。ただ、卵不使用のマヨネーズはそもそも70年代から存在する。なぜいまになってシリコンヴァレーで騒がれているのか。そこには調味料の巨大市場を狙うスタートアップの思惑がある。

DoorDash workers protest outside CEO Tony Xu’s home demanding better pay, tip transparency and PPE

California DoorDash workers protested outside of the home of DoorDash CEO Tony Xu on Thursday, prompted by a recent California Superior Court Judge ruling calling 2020’s Proposition 22 unconstitutional. Prop 22, which was passed last November in California, would allow app-based companies like DoorDash, Uber and Lyft to continue classifying workers as independent contractors rather […]

世界の胃袋を満たすことになる培養肉、その原点となる牛の細胞株を求めて

世界の人々の胃袋を満たし、地球を救うためには、科学者たちがある細胞を見つける必要がある。いまや培養肉の研究者たちは、未来のハンバーガーの設計図となる牛の完璧な細胞株を見つけようと躍起になっているのだ。これまで生物医学の多くの発展に貢献してきた細胞株は、培養肉にとっても“秘伝のソース”となるはずだ。細胞株をめぐる培養肉業界の秘密主義と科学者たちの攻防を追う。

垂直農法は世界を食べさせることができるか?:農業ヴェンチャーInfarmの挑戦(後篇)

瑞々しいレタスに香り高いバジル。いまや垂直農法は自動化や機械学習によって作物の糖度、酸性度、ビタミン、毒性、抗酸化物質を測定し、風味豊かな植物や新しい味を生み出そうとしている。従来の農法に比べわずかな土地や水しか使わない一方、地球上の食糧自給の解決策としてもビジネスとしても、まだまだ機能していない。真の自給自足へと挑戦を続ける農業ヴェンチャーの挑戦を追う後篇。