『マトリックス』という号砲とともに2000年代に突入してからいままで、わたしたちはずっと、セットとセッティングがバラバラのままだったのかもしれない。だがいまや、「DAO」であれ「Web3」であれ、自律分散型社会をつくるための機がとうとう熟したようだ。来る2022年のパラダイムシフトを予感する、『WIRED』日本版編集長・松島倫明からの年初のエディターズ・レター。
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恒例のSZメンバーシップ全テーマ読みどころ解説−2021年版:SZ Newsletter VOL.114[THE WORLD IN 2022]
パンデミックで明け、オミクロン株の蔓延を予期しながらもつかの間の日常と賑わいを楽しむ年の瀬となった2021年。『WIRED』日本版のサブスクリプションサーヴィスであるSZメンバーシップでは今年も、次の10年を見据える「テーマ」を毎週設定し、そのテーマを深く理解する手助けとなるロングリードをキュレーションしてお届けしてきた。今年最後の編集長からのニュースレターは昨年末に続き、各週テーマとおすすめの記事1本をピックアップして、21年のSZを総ざらいする。…
2022年の世界を読み解く人気の年末号が発売:SZ Newsletter VOL.113[THE WORLD IN 2022]
翌年の展望について世界の一線で活躍するヴィジョナリーが寄稿し各国の『WIRED』編集部がまとめあげる人気企画「THE WORLD IN 2022」が最新号VOL.43として発売され、連動する特設サイトやトークイヴェントも始まっている。もちろん、今週のSZメンバーシップのテーマも「THE WORLD IN 2022」だ。そこではいったい、2022年についての何が語られているのか。ゲストとの対話からキーワードを振り返る今週の編集長からのニュースレター。
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庭先養鶏の愉しみ:SZ Newsletter VOL.112[ENVIRONMENT]
かつてフランク・ロイド・ライトは「鶏小屋をつくるのも大聖堂を建てるのとまったく同じ芸術的営為だ」と言った。今春、庭先養鶏を始めた本誌編集長も、そのきっかけとなったのは10年前のメイカームーヴメントで出合った一冊だった。今週のSZメンバーシップのテーマ「ENVIRONMENT」を受け、食肉の社会システムが地球環境や動物倫理に照らしてますますクリティカルになる時代に、“庭先”からマルチスピーシーズの思考を紡ぐ編集長からのニュースレター。
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『DUNE/デューン 砂の惑星』と月面のレゴリス:SZ Newsletter VOL.111[SPACE]
2022年も宇宙探査の壮大なプロジェクトが続く一方で、人類がこれから数千年後に巨大艦隊で宇宙を行き来するというSFで描かれてきた世界は、まるで「馬より速い乗り物」としてクルマではなく「鋼鉄の馬」を想像するような、リニアな未来像に囚われていないだろうか? 今週のSZメンバーシップのテーマ「SPACE」をメタヴァースと共に考察する編集長からのニュースレター。
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Digital is the new bio(デジタルは次のバイオだ) :SZ Newsletter VOL.109[BIOLOGY]
かつてMITメディアラボのニコラス・ネグロポンテは「Bio is the new digital(バイオは次のデジタルだ)」と言った。だが実際に遺伝子から腸内細菌叢まであらゆる生体情報に手軽にアクセスできるいま、社会が求めているのはむしろ、デジタルをバイオとして扱う視座のはずだ。今週のSZメンバーシップのテーマ「BIOLOGY」を考察する編集長からのニュースレター。
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メタヴァースというパラダイムシフトを理解するための10本:SZ Newsletter VOL.108[METAVERSE]
22世紀の未来から振り返ってみれば、インターネットの始まりとはつまりはメタヴァースの始まりのことであり、それはパンデミックを経てやっと始まったのだと記憶されているかもしれない。今週のSZメンバーシップのテーマ「METAVERSE」に寄せて、パンデミックを挟んだこの2年でメタヴァースをとりまく状況にいかなるパラダイムシフトが起こったのかを10本の記事から考察する編集長からのニュースレター。
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かくして“未来”は再び生成する〜WIREDカンファレンス2021が描いた未来図:SZ Newsletter VOL.104[FUTURE: re-generative]
社会生物学の父E.O.ウィルソンの有名な言葉に「人類における本当の問題は、旧石器時代の感情と、中世の古臭い社会制度と、神のようなテクノロジーを同時に手にしていることだ」というものがある。今週開催されたWIREDカンファレンスはまさに、都市というテクノロジー、コモンズという古くて新しい社会制度、そして太古から変わらないわたしたちのセルフ+ケアをテーマとしながら、過去と現在が重なり、その先に未来を生成していく足がかりを築く3日間となった。今週のSZメンバ…
ウォームアップしてくれてありがとう:SZ Newsletter VOL.97[DIVERSITY]
パラリンピックの大成功例として歴史に刻まれたロンドン・オリンピック。「Meet The Superhumans」と銘打たれた当時のCMは、これまでの固定観念や偏見を打破し、文字通り「超人」レヴェルのアスリートが人々を熱狂の渦に巻き込んだ。いま、東京パラリンピックは何を残すのか? 今週のSZメンバーシップのテーマ「DIVERSITY」の未来を考える編集長からのニュースレター。
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超人アスリートと「MORE THAN HUMAN(人間以上)」が意味するもの:SZ Newsletter VOL.92[MORE THAN HUMAN]
人間を超える能力をもつとされるAIやロボットを指して、あるいは人間中心主義を改め生命の網の中に人間を位置づけ直す視座を指して、「MORE THAN HUMAN(人間以上)」という言葉が最近よく使われる。ロンドンのバービカンセンターで開催された展示から、いま東京で行なわれているスポーツの祭典まで、「人間であること」を問う多様な契機からSZメンバーシップの今週のテーマ「MORE THAN HUMAN」を読み解く編集長からのニュースレター。
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