海底の生態系がクリーンエネルギーの“代償”となりかねない現実:SZ MEMBERSHIPで最も読まれた5記事(2021年8月)

『WIRED』日本版の会員サーヴィス「SZ MEMBERSHIP」では2021年8月、「Sci-Fi」「ENVIRONMENT」「VACCINE」「DIVERSITY」をテーマとした記事を掲載した。なかでも過去100年間で定義されたSFの造語をまとめた「SF歴史辞典」の誕生秘話や、クリーンエネルギーへの転換に欠かせないレアメタルの海底採鉱が生態系に及ぼす影響など、最も読まれた5本のストーリーを紹介する。

猛烈なハリケーンの被害と「ヒートアイランド現象」が重なると、都市にとって壊滅的な打撃となる

米国を襲ったハリケーン「アイダ」は、ルイジアナ州に大規模な停電をもたらすなど甚大な被害を残した。ところが、そこに気候変動による気温の上昇と都市開発によるヒートアイランド現象が重なったことで、さらなる“大惨事”がもたらされている。

ふたりの女性探検家が北極圏から発信する「母なる自然」の叫び、今月注目のストーリー:SNEAK PEEKS at SZ MEMBERSHIP(2021年9月)

未来をプロトタイピングする『WIRED』日本版の実験区である「SZメンバーシップ」で会員向けにお届けする9月各週の記事のテーマは、「FOOD」「CLIMATE CRISIS」「NEW COMMONS」「DEMOCRACY」「SELF+CARE」だ。8月のコンテンツやイヴェントの内容を振り返りながら、9月公開予定の記事から注目のストーリーを紹介する。

グーグルのサーヴィスは“無料”で使い続ける:「15GB制限」を超えないための3つのステップ

Gmailに代表されるグーグルの個人向けサーヴィスは、ストレージ容量が15GBまで無料で利用できる。この制限を超えずに無料で使い続けるには不要なファイルを削除することになるが、これを効率よくこなす便利なワザがある。Gmail、Google ドライブ、Google フォトそれぞれについて、手順を伝授しよう。

マーベルの新作『エターナルズ』は、映画業界の“救世主”になれるのか

コロナ禍において、新作映画は劇場公開とオンライン配信を組み合わせたハイブリッドでの封切りが増えている。こうしたなかマーベルの新作映画『エターナルズ』が米国で劇場公開のみとなる見通しだ。映画鑑賞のスタイルが変わりつつあるなか、『エターナルズ』は人々を映画館へと引き戻せるのか。

猛威を振るう「デルタ株」は、子どもたちにパンデミックを引き起こすのか? 知っておくべき3つのこと

新型コロナウイルスのなかでも感染力が強いとされる「デルタ株」が猛威を振るうなか、米国では子どもの感染者が急増している。これまで感染拡大の影響をあまり受けずにきた子どもたちは、ワクチンの接種対象ではないことでデルタ株の格好の標的になる可能性もある。子どもたちは、いまどのようなリスクに直面しているのか──。知っておくべき3つのことを紹介する。

防災グッズをアップデートせよ! 災害時にもっておくべき6つのギア

9月1日は防災の日。そして2021年は東日本大震災から10年という節目の年でもあり、“災害列島”に暮らすわたしたちにとって防災意識を見直すいい機会になる。クローゼットにしまった避難用具のメンテナンスは十分だろうか? より万全の対策を期すべく、災害対策をアップデートするギアを紹介しよう。

石油会社との関係に終止符? 米国の広告代理店が迫られる「苦渋の決断」

米国で石油会社やガス会社を相手取った訴訟が相次いでいる。化石燃料の使用が気候変動に与えた影響について国民を欺いたという理由だが、その影響が化石燃料企業をクライアントにもつ広告代理店へも広がり始めた。訴訟の当事者になるリスクも生じるなか、クリエイティヴ業界を中心に化石燃料企業との関係を断つ動きがあるのだ。

土星の衛星タイタンの探査に向け、そっくりの大気を“再現”した実験から見えてきたこと

太陽系において生命が発見される可能性の高い場所として期待されている、土星の衛星タイタン。探査機が2027年に打ち上げられる前にタイタンの環境について詳しく知りたいと考えた研究者が、その環境を小さなガラス管の中に再現した。タイタンと同じ温度と圧力の条件で有機化学物質を混ぜ合わせたことで、いったい何が見えてきたのか。

ダイソンのスティック型掃除機「Omni-glide」は、軽々と動くヘッドが驚くほど使いやすい:製品レヴュー

ダイソンがヘッドを全方向に動かせるスティック型掃除機「Dyson Omni-glide」を発売した。前後左右あらゆる方向へ軽々と動くヘッドはフローリングの掃除を楽しいものにすら感じさせてくれる。一方で、利用シーンが限定される点や高めの価格は気になった──。『WIRED』US版によるレヴュー。