シリアの種子銀行「国際乾燥地農業研究センター(ICARDA)」の生き残りをかけた戦い

レバノンのベッカ渓谷にある国際乾燥地農業研究センター(ICARDA)には14万以上の種子や植物のサンプルが保管されている。ビル・ゲイツが「これほど最貧層の家族が栄養のある食事を食べられるようにしてくれた組織はない」と書くこの研究センターネットワークの種子銀行は、いまやシリア内戦の混乱を乗り越え、温暖化した世界に食糧を供給するのに役立つ遺伝子を見つけるという最重要な課題に取り組んでいる。