アフガニスタンの人々は、タリバンから身を守るために「オンラインでの痕跡」を消し去っている

イスラム主義勢力のタリバンが権力を掌握したアフガニスタンでは、欧米の企業や政府、非政府組織などとつながりをもつ人々が、難しい決断に直面している。これまでの活動の痕跡が少しでも残っていると、罰せられたり殺されたりする危険性があると考えているからだ。こうして多くのアフガニスタン人は報復を心配し、過去の生活の証拠をオンラインからもすべて消し去ろうと躍起になっている。

グーグルは「Pixel 5a (5G)」で、またしても最高に買い得なスマートフォンを完成させた:製品レヴュー

グーグルがスマートフォン「Pixel 5a (5G)」を発表した。上位モデルとなる「Pixel 5」の低価格版という位置づけだが、高性能なカメラや十分以上の性能、そして美しいディスプレイを搭載している。それでいて価格は499ドル(日本では51,700円)と、極めて買い得なモデルに仕上がっていた──。『WIRED』US版によるレヴュー。

EVの普及を目指すバイデン政権と、進まない充電スタンドの設置という現実

米国では2030年までに新車販売の4割を電気自動車(EV)にする方針が打ち出されたが、クルマを運転する人たちは万が一のバッテリー切れに不安を感じている。そこで米国政府は充電スタンドの整備に多額の資金を投じようとしているが、ひと筋縄ではいかないようだ。

海・微生物・緑・土・星・空・虹をめぐる “センス・オブ・ワンダー”  ゲスト:NOMA(モデル/アーティスト)[音声配信]

気候変動やパンデミックなど地球規模の事象が日常となった現在、果たして人間は自然をいかに体感し、地球を丸ごと感じる想像力を身につけられるのだろうか? そんな問いに、サイエンスと感性を織り交ぜて美しくしなやかに答えてみせるのが、NOMAが企画/案内人を務める新著『WE EARTH』だ。 彼女が大切にする7つのエレメンツを通して地球とのつながりを紐解く “センス・オブ・ワンダー”の技法を訊いた。

【8月31日ウェビナー開催】「クリエイターエコノミー」の現在地を探る:『WIRED』日本版×アクセンチュア・ベンチャーズによる「WIRED STARTUP LOUNGE」が開催

『WIRED』日本版とアクセンチュア・ベンチャーズが注視する産業領域、その最前線を切り拓くスタートアップをゲストに迎えたイヴェントシリーズ「WIRED STARTUP LOUNGE -The Art of Innovation- Supported by Accenture」の第2回が開催。初回の「ミラーワールド」に続きテーマとして掲げるのは、「クリエイターエコノミー」だ。

AIの“過ち”をデータベースに蓄積せよ:米国の非営利団体による取り組みの理由

自律走行車による交通事故から顔認識技術のミスによる誤認逮捕まで、人工知能(AI)のミスが原因となった事件や事故が増えている。こうしたAIの“過ち”を集めて登録したデータベース「AIインシデント・データベース」の構築に、米国の非営利団体が取り組んでいる。その目的とは、AIの開発においてテック企業に「アメとムチ」を与えることで、AIの進歩を「正しい方向」へと誘導することにある。

次のパンデミックはワクチンの不足ではなく信頼の欠如によって起こる:ワクチン人類学者ハイディ・ラーソンの挑戦

COVID-19のさらなる変異株の発生を防ぐには、世界規模での封じ込め、特に発展途上国でのワクチン接種を進めることが重要だ。だがいまやワクチンを最も嫌悪しているのは、世界で最も裕福な国々だ。ワクチン人類学者ハイディ・ラーソンの調査では、政府への信頼が予防接種率を予測するもっとも強力な指標になるという。果たして人類は、次の感染爆発が起こる前にワクチンを信頼できるようになるのだろうか?

「銃撃戦のあった場所」を教えてくれるアプリが、リオデジャネイロの住民たちの命を救う

治安が悪く、銃撃や流れ弾による犠牲者が相次ぐブラジルのリオデジャネイロ。この街では、銃撃戦が発生した場所を通報したり通知を受けたりできるアプリが活用され、人々は銃撃戦という日常に立ち向かっている。