<1年間にわたって仮想火星居住環境で活動を行う「乗組員」に求められる資質は> 米NASAが、火星での生活を想定した1年間の模擬実験に参加する希望者を募集している。 このミッションは、3回にわたるCHAPEA(乗組員の健康およびパフォーマンス探査研究)の第1弾で、開始は2022年秋を予定している。 各ミッションに参加する乗組員は4人。この4人が、テキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センター内にある仮想火星居住環境「マーズ・デューン・アルファ」で一緒に生活および活動を行う。ここは建設用3Dプリント専門…
樹齢2500年のオリーブの巨木が消失、ギリシャ森林火災
<黙示録を思わせる大火が古代ギリシャからの生命の営みを焼き払う> 数日で数千人が自宅からの避難を余儀なくされ、現在も延焼中のギリシャの山火事で、エヴィア島に生えていた樹齢2500年の由緒あるオリーブの木が焼失した。 近くに住むアポストリス・パナギオトウは8月8日、ツイッター上に、火災前と火災後のオリーブの木を撮影した写真を投稿した。 今でも実をつけていたこのオリーブの木は、幹の直径に沿って10人が並べるほどの巨木だったと、ニュースサイト「グリーク・レポーター」は伝えている。 「ロヴィアのオリーブ林」…
北京早くも東京五輪を利用し「送夏迎冬」――北京冬季五輪につなげ!
中国が東京五輪を積極的に支持したのは、コロナが原因で不開催となると北京冬季五輪に影響するからだが、閉会式の日に北京は早速全世界に向けて「夏送迎冬」というメッセージを発信し、北京冬季五輪へといざなった。 突然スマホに「夏送迎冬」のメッセージ 日本時間の2021年8月8日夜10時00分、東京五輪の閉会式が終わろうとしていた頃、突然スマホに中国共産党が管轄する中央テレビ局(中央電視台)の「央視新聞客戸端(CCTVクライアント)」から「送夏迎冬!梦想接棒!180天后北京見」(夏を見送り冬を迎える!夢をつなげ…
木そのものが建物になる? 驚きの「未来の高層ビル」予測
通称「ねじれタワー」で知られ、立方体をひねったようなデザインが印象的な、ドバイのカヤンタワー。下階より上階の方が幅広で逆三角形のシルエットが印象的なバンクーバーハウス——。世界には、建築技術の発展を背景に斬新なアイデアで生まれた、度肝を抜くようなデザインの高層ビルがあります。これから建設される高層ビルはどんな形になっていくのでしょうか?
「地球の自転速度が遅くなったことで地球大気の酸素量が増えた」との新たな説が発表される
<独マックスプランク海洋微生物学研究所などが、「地球の自転速度の変化が地球大気の酸素化と関連している可能性がある」との新たな説を発表した> 地球は、約45億年前に誕生して以降、月の引力によって自転速度が遅くなり、1日の長さが徐々に伸びている。 1日の長さはわずか6時間だった 地球誕生直後の1日の長さはわずか6時間であったが、14億年前には約18時間40分にまで長くなった。1日の長さは、1世紀あたり1.8ミリ秒長くなっていると推定されている。 また、地球誕生直後、地球大気や海洋にはわずかな酸素しか存在…
【動画】ハイイログマと超至近距離で遭遇、「完璧な対応」で全員無事!
<目と鼻の先を巨大なクマが歩き回るも、落ち着いた声で話し掛け続けたTikTok動画が話題に> 米アラスカ州を旅行中のグループが、森の中で巨大なハイイログマに至近距離で遭遇した動画が、大きな注目を集めている。 すぐ目の前をハイイログマが歩いているという恐ろしい状況だったが、グループは国立公園局の定めるガイドラインに従って完璧な対応をしたようだ。 問題の動画は、8月3日に@mrsb111が動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」に投稿。動画はすぐにバズり、再生回数は驚きの1060万回(本記事の執…
インド洋覆う光のカーテン 国際宇宙ステーションから届いた極上写真
<不気味な緑色から鮮やかな紫まで──NASAが公開した至高のオーロラ写真集> NASAは、「オーロラ・オーストラリス」と呼ばれる南極光のうっとりするような写真を公開した。 この写真は、アジアと南極の間に広がるインド洋南部の上空約270マイルを周回する国際宇宙ステーション(ISS)から撮影されたものだ。2日にNASAジョンソン宇宙センターが発表した。 不気味な緑色から鮮やかな紫まで、極光はさまざまな色に輝いている。その上には、何光年も先に輝く膨大な数の星が確認できる。 写真を紹介した国際宇宙ステーショ…
古代エジプトの水中寺院遺跡から、2100年前の軍艦を発見 海底に消えた大都市の遺物
<エジプトとフランスの合同チームが、かつて伝承上の都市ともいわれた港湾都市の遺物をまたひとつ発見した> 軍艦が発見されたのはエジプト沖合、古代エジプトの水没都市「トーニス・ヘラクレイオン」の遺跡の中心部だ。同都市は古代エジプト最大級の港湾都市であったという伝説が残されているものの、史実として存在したのかは長いあいだ謎に包まれていた。 2000年に入り、ヨーロッパ海洋考古学研究所(IEASM)の創設者であるフランク・ゴディオ博士が海中で神殿の遺跡を発見したことで、初めてその存在が立証される。場所はエジ…
通州事件、尖閣諸島戦時遭難事件… 昭和史に埋もれていた「事件」に光を当てる
<戦争が終わり、時間の経過と共に忘れられていったのではなく、元より埋没してしまっていた重大事件がある。当事者たちの証言をもとに、それらの事件から昭和の大戦を読み解く> 第二次大戦の終結から76年がたつ。徐々に歴史の彼方へと追いやられようとしている。だがそれ以前に、敗戦国となった日本で長らく埋もれてしまっていた数々の重大事件があると、ノンフィクション作家の早坂隆氏は言う。 このたび『大東亜戦争の事件簿――隠された昭和史の真実』(育鵬社)を上梓した早坂氏が、その「事件簿」の一部を特別に寄稿する。 ◇ ◇…
毎年最大50cmも沈んでいるメキシコ市。水が危ない
氷河が解け海面が上昇することで、水没していく可能性のある都市が世界各地にあると言われています。その1つがメキシコの首都メキシコ市。このような地盤沈下はなぜそこで起きており、同市はどのくらい危機的な状況なのでしょうか?