NSA 上 (ハヤカワ文庫SF) 作者:アンドレアス エシュバッハ早川書房Amazonこの『NSA』は、ドイツを代表するSF作家アンドレアス・エシュバッハが18年に発表した、ドイツが舞台の歴史改変SF小説である。歴史改変ものとは、「もし歴史のあの時点で結果がこうなっていたら?」といった実際の歴史と異なる仮定をおき、…
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、宇宙空間での機体展開に成功
宇宙空間での展開に成功したジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡の想像図。(ILLUSTRATION BY NASA) 2021年のクリスマスに打ち上げられたジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡が、最も難しいミッションである機体の展開作業を無事成功させた。折りたたんだ状態で宇宙へ打ち上げられた後、目的地を目指して移動しながら機体の各部…
はるかな未来から少し先のニューノーマルまで、パンデミック後の多様な世界を表現する韓国SFアンソロジー──『最後のライオニ 韓国パンデミックSF小説集』 – 基本読書
最後のライオニ 韓国パンデミックSF小説集 作者:キム・チョヨプ,デュナ,チョン・ソヨン,キム・イファン,ペ・ミョンフン,イ・ジョンサン河出書房新社Amazonこの『最後のライオニ』は韓国の作家6人がパンデミック、感染症をテーマに短篇を書いたSFアンソロジーである。韓国語の原書が刊行されたのは20年9月のことで、よ…
地球外少年少女:「電脳コイル」磯光雄監督の15年ぶり新作 宇宙を題材に選んだ理由 – MANTANWEB(まんたんウェブ)
アニメ「電脳コイル」などで知られる磯光雄監督の新作オリジナルアニメ「地球外少年少女」。2007年に放送された「電脳コイル」以来、約15年ぶりとなる監督作で、テーマはタイトルの通り「地球外」つまり「宇宙」だ。「電脳コイル」でARが浸透した世界を予見した磯監督は、なぜこのタイミングで宇宙を題材にしたのだろう…
俺たちは大人なので子供よりずっと優れた税の作文を書ける – 六代目:生活の困難
こんにちは、みゃーこ(@mya_Lolita)です。 突然ですが、みなさんは税納めてますか? 私は納めています。もし税を納めていない人がいたら、すぐに納めましょう。 さて、税といえばみなさんの中には子供のころに税の作文を書かされたことがある人がいるのではないでしょうか。税の作文は国税庁が実施している企画で、「身…
2020年の読むべき日本SF短篇が一冊であらかたカバーできる、竹書房文庫の年刊日本SF傑作選!──『ベストSF2021』 – 基本読書
ベストSF2021 (竹書房文庫, お6-2) (竹書房文庫 お 6-2) 作者:大森 望竹書房Amazon2020年に発表された日本SF短篇の中から、大森望が傑作をよりすぐったのがこの竹書房から刊行されたアンソロジー『ベストSF2021』である。2019年作品版の『ベストSF2020』が2020年の7月頃に出ていたことを考えると、21年の年末ぎりぎりに…
2021年の「マッドな生物実験ランキング」ベスト5!
2021年を送り2022年を迎える時期となりました。
そこで今回もナゾロジーのマッドサイエンス担当が、2021年に行われたマッドな実験(誉め言葉)を紹介していきます。
コロナ禍が続くなかにあっても、科学者たちによるマッドな実験はたゆむことなく続けられ、数々の衝撃の結果をもたらしました。
・世界を見る目がある人工培養脳
・脳に刺し込んだ電極による精神操作
・幹細胞から卵子や胎児そのものを作成する生命操作
などなど、ワクワクする研究がたくさん発表されています。
倫理の限界に挑戦し、時には踏み越え、マッドな実験は人類に貴重な英知をもたらしてくれました。
それではまず5位からの発表です。
目次 2021年の「マッドな生物実験ランキング」ベスト5! 2021年の「マッドな生物実験ランキング」ベスト5! 第5位:「目がある人工脳」を作り出…
参考文献
ナゾロジー
https://nazology.net/archives/category/technology
『DUNE/デューン 砂の惑星』から『フリー・ガイ』まで、2021年という時代を象徴したSF映画たち
この2021年も多くのSF作品が映画館と配信サーヴィスの両方で上映された。『DUNE/デューン 砂の惑星』のような超大作から『フリー・ガイ』のような奇妙な設定の作品、ロマンスタイムループ作品『明日への地図を探して』まで、『WIRED』US版がおすすめする2021年のSF映画の数々を紹介する。
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「マジック・フォー・ビギナーズ」ケリー・リンク – 隠し階段、踊り場
マジック・フォー・ビギナーズ (ハヤカワepi文庫) 作者:ケリー・リンク 早川書房 Amazon 数年前に、今はなき地元の駅前大型書店で購入してからずっと積んでいたのを、知人の度重なる激推しもあり、ようやく表題作を読んだ。 ・「マジック・フォー・ビギナーズ」 まだ10ページ読んだだけだが、上手すぎる。ずっと面白くて…
『マトリックス レザレクションズ』は、現実となった“予言”への「警鐘」にも感じられる:映画レヴュー
映画『マトリックス』シリーズ最新作となる『マトリックス レザレクションズ』。シリーズのコンセプトがスクリーンから抜け出して現実のものになりつつあるいま、長年の議論は本作において次の段階へと進む道筋を見出した。そして監督のラナ・ウォシャウスキーが自分の“最悪のアイデア”が現実のものになり始めているさまを目にして、警鐘を鳴らしたいと思っているようにも感じられる──。『WIRED』US版によるレヴュー。
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