待望のR・A・ラファティベスト短篇集《ラファティ・ベスト・コレクション》第一巻の『町かどの穴』が刊行されました。ラファティを愛するラファティアンなあなたも、ラファティのことよく知らないけどなんだかおもしろそう! なあなたも、どなたでも手に取りやすい短篇集になっております。 ここではSFマガジン2021…
2041年に人工知能はいかに世界(とディープフェイク)を変えているか〜李開復+陳楸帆が描く『AI 2041: Ten Visions for Our Future』(後篇)
物語の主人公は検知不能なディープフェイク映像の作成にリクルートされたナイジェリア人動画プロデューサー。コンピューターヴィジョン、バイオメトリクス、AIセキュリティの分野で到来間近のブレイクスルーを織り交ぜながら、ディープフェイクをつくる側と検出しようとする側、それを守ろうとする者と侵入しようとする者がいたちごっこを繰り拡げる未来を描いたストーリーを、李開復と陳楸帆の新著『AI 2041: Ten Visions for Our Future』から紹介…
2041年に人工知能はいかに世界(とディープフェイク)を変えているか〜李開復+陳楸帆が描く『AI 2041: Ten Visions for Our Future』(前篇)
いまから20年後には人工知能(AI)によるディープフェイクのディープフェイクですら生み出される──。AI研究の第一人者である李開復(リー・カイフー)と中国の人気SF作家、陳楸帆(スタンリー・チャン)による注目の新著『AI 2041: Ten Visions for Our Future』では、2041年のラゴスを舞台にAI技術に訪れるブレイクスルーの数々が織りなす未来がSFによってプロトタイプされている。
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『デューン』を生んだフランク・ハーバートは、未来を見通していた:継承者たる息子が語った、その世界観の本質
映画『DUNE/デューン 砂の惑星』の原作となったフランク・ハーバートの小説『デューン』は、後世のSF作品の多くに影響を与えた。その継承者であり担い手でもある息子で作家のブライアン・ハーバートは、今回の映画化でどのような役割を担い、父の小説が残した“遺産”についてどう評価しているのか。ブライアン・ハーバートに訊いた。
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映画『DUNE/デューン 砂の惑星』の巨大生物サンドワームは、こうしてつくられた
映画『DUNE/デューン 砂の惑星』には、広大な砂地に生息する巨大生物であるサンドワーム(砂虫)が登場する。監督のドゥニ・ヴィルヌーヴ率いる制作陣は、その圧倒的な存在感をいかに映像と音で表現したのか。その舞台裏をヴィルヌーヴら制作陣が語った。
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中国人気SF『三体』ドラマ化、ベネディクト・ウォン&エイザ・ゴンザレスら12名の出演者 ─ 「ゲーム・オブ・スローンズ」製作コンビの新シリーズ | THE RIVER
中国人気SF『三体』ドラマ化、ベネディクト・ウォン&エイザ・ゴンザレスら12名の出演者 ─ 「ゲーム・オブ・スローンズ」製作コンビの新シリーズ Photo by Gege Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35994398572|Photo by Gege Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Benedict_Wong_by_Ga…
マーベルコミックの全ストーリーを読破してみたら、ひとつの壮大な世界観が見えてきた
過去60年にわたって続いてきたマーベルコミックの世界は、さまざまなキャラクターのストーリーが時空を超えて複雑に絡み合っている。その数なんと27,000冊以上をコミック史家が読破して単一の壮大な作品として捉え直したところ、そこにはマーベル特有の一貫した世界観が浮き彫りになってきた。
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50年前にすでに描かれていた〈ポスト・シンギュラリティ〉の未来:映画『DUNE/デューン 砂の惑星』池田純一レヴュー
めくるめく物語世界、圧倒的な威圧感、あふれんばかりの情報量──。約半世紀前に紡がれたSF小説の金字塔『デューン』が、ようやく「ふさわしいかたち」で映像化された。至難の業に挑み、見事成功を果たした(と言っていい)映画監督ドゥニ・ヴィルヌーヴは、原作が宿すいかなるエッセンスを抽出したのか。そもそも、原作が描かれた時代背景、そして原作者フランク・ハーバートとはいかなる人物なのか。必見の映画『DUNE/デューン 砂の惑星』を、デザインシンカー池田純一が解題す…
“You ever see that movie Mad Max? Yeah, that was kinda like us.”
The Intersection is a short film (YouTube, 16:25) (also Vimeo) that journeys from a violent present to a cooperative future. Commissioned by the Omidyar Network, produced by Superflux, screenplay by Tim Maughan, author of Infinite Detail.
SF作家・吉上亮による都市と激甚災害をめぐるSFプロトタイピング小説「…this city never died.」
二〇七〇年。鎌倉地区に生まれ育った女子高生の宮子は、大規模気候変動による激甚災害の進展で、「10年後に鎌倉が消えてしまう」ことを知った。鎌倉地区の住人はどこで暮らしていくのか。心のよりどころである寺社や史跡をどうするのか。鎌倉地区の未来を考えるため、市が実施したのは未来の当時者となる鎌倉市の子供たちに選択を委ねようという「未成年住民投票」だった──。10月21日に開催される「ワールド マーケティング フォーラム 2021」の1セッション「鎌倉市×SF…