アマゾンが挑む「ストリーミング戦争」と、映画スタジオ買収という異例の戦略の勝算

アマゾンによる大手映画会社のメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)の買収発表は、ハリウッドに大きな衝撃を与えた。ネット通販の“おまけ”としてのコンテンツを増やす巨額買収は、激化するストリーミング戦争におけるアマゾンの優位性を最大限に高める可能性がある。

スマートシティ計画が“スマート”には進まなかった都市の教訓

米運輸省主催で実施され、5,000万ドルの補助金を支給してスマートシティづくりに役立てるという2016年のコンテスト「スマートシティ・チャレンジ」。オハイオ州コロンバス市が獲得した資金は先端テクノロジーを活用した“革命的な都市”へと変貌を遂げるべく投入されたが、現実はそうはいかなかったようだ。

顔が見えなくても恋愛できる? 参加者が特殊メイクのリアリティ番組「デーティング・ビースト」の面白さと“退屈”な理由

Netflixの恋愛リアリティ番組「デーティング・ビースト ~恋は内面で勝負!~」が公開された。特殊メイクで顔を隠した男女が互いの“内面”だけで相手を選ぶアイデアはよく考えられているが、設定以外はパターン化しがちでドラマに欠け、どうしても退屈な話に陥ってしまう──。『WIRED』US版によるレヴュー。

折り曲げられるコンピューターチップは世界を変えられるか:その秘めたる可能性と課題

原材料にプラスティックを用いたコンピューターチップの開発に、アームなどの研究チームが成功した。まだ決して性能が高くないうえ消費電力が多いという課題もあるが、薄くて曲がることで従来のシリコンチップとは異なる用途が期待されている。

「ポケモン GO」の誕生から5年、見えてきた「リアルワールド・メタヴァース」の姿

ARゲーム「ポケモン GO」のリリースから、2021年7月で5年が経った。世界的な熱狂を経て人気が落ち着いたポケモン GOだが、開発元のナイアンティックはその先に何を思い描いているのか──。『WIRED』US版エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィが、ナイアンティックCEOのジョン・ハンケが目指す「リアルワールド・メタヴァース」について彼への取材に基づいて考察する。

スマートフォンのカメラは、新しい「ゴリラガラス」でもっと頑丈で高画質になる

スマートフォンのディスプレイなどに採用されている強化ガラス「Gorilla Glass(ゴリラガラス)」に、カメラレンズのカヴァー用に最適化された製品が登場した。定評のある耐久性や耐擦傷性に加えて、より多くの光をカメラが取り込めるようにしたことで、傷が付きづらく高画質なカメラを搭載したスマートフォンが登場することになる。

『DUNE/デューン 砂の惑星』の本予告編は、これが「映画館で観るべき作品」であることを示している

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』の本予告編が、このほど米国で公開された。新型コロナウイルスのパンデミックの影響で映画館とストリーミング配信との同時公開が広がるなか、この予告編は本作を「映画館で鑑賞するしかない」と強く思わせるような出来になっている。

ついに予約が始まるクランク付き携帯ゲーム機「Playdate」、見えてきた独特の魅力と課題

Panicが2019年に発表したクランク付き携帯ゲーム機「Playdate」の予約開始が、日本では7月30日に決まった。そのテスト機を『WIRED』US版がいち早く試してみたところ、クランク操作による独特なゲーム体験の面白さを実感できた一方で、バックライトのないモノクロ画面ならではの課題も見えてきた。

ジェフ・ベゾスが成功させた宇宙旅行には、単なる“冒険”には終わらない「壮大な目標」がある

無事に宇宙旅行から帰還したジェフ・ベゾスは、宇宙の素晴らしさを何度も語った。しかし、彼の挑戦は単なる観光や冒険として「美しい地球」を眺めることには終わらない。真の目標は人類と地球を救うことであり、人類の繁栄のために地球外で生活する道筋をつくることにある──。『WIRED』US版エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィによる考察。