現在地球上では10億頭の牛が飼育されている。その牛が吐き出すげっぷに含まれるメタンガスが地球温暖化の大きな原因になっていることはいまや広く知られ、海藻を餌に加えることで82%もメタンを削減できるという実験結果もあるなど対策が急がれている。だが、食肉や乳製品のための牛の畜産が環境に与える影響は、メタンガスを出さなければいいというほど単純な話ではない。
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現在地球上では10億頭の牛が飼育されている。その牛が吐き出すげっぷに含まれるメタンガスが地球温暖化の大きな原因になっていることはいまや広く知られ、海藻を餌に加えることで82%もメタンを削減できるという実験結果もあるなど対策が急がれている。だが、食肉や乳製品のための牛の畜産が環境に与える影響は、メタンガスを出さなければいいというほど単純な話ではない。
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科学の発展に貢献する優秀な女性科学者を毎年共同で表彰してきたロレアル財団とユネスコが、オンラインカンファレンス「For Women in Science Festival」を開催した。世界中から40人の優秀な科学者が集い、講演やインタヴュー、パネルディスカッションを実施するなど、合計12時間に及ぶ充実のコンテンツが繰り広げられた。オンライン配信に伴い、「なぜ大衆は科学やテクノロジーに対して不信感を抱き、どうすればそれを払拭できるのか」という課題が語ら…
在宅でのリモートワークが日常になった人も多いが、仕事とそれ以外との境界線が曖昧になったという声も少なくない。原因のひとつが、勤務時間外に届く「仕事の通知」だろう。そこで、仕事に使うアプリや端末の設定を変えることで、こうした通知から身を守るための3つのステップを伝授する。
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コロナ禍でデジタル空間上のコミュニケーションが加速し、人とコミュニケーションし、 人の行動の支援や代替をするロボット、 ソフトウェア(エージェント)とのやり取りが急速に増え始めている。だが、それは効率化をもたらす一方で、コンテクストの抜け落ちた対話を生み、心理的な距離を感じさせているかもしれない。今後ますます増えていくであろう、こうしたエージェントとのコミュニケーションのなかで、いかなることが求められているのか。エージェントとの新しいコミュニケーショ…
西アフリカの国・ベナンでは、湖面にはびこる水草に対処するために衛星データを活用する試みが始まっている。このプロジェクトを支えるのは、発展途上国が衛星データを活用しやすくすることを目指す米航空宇宙局(NASA)のプログラムだ。
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持続可能なタンパク源として食料安全保障の点からも注目される水産養殖。自然を保護し、生態系を回復させ、炭素排出を抑えながら増え続ける世界人口の胃袋を満たすための試行錯誤が始まっている。天然魚ではなく海藻や昆虫を使った資源循環の試みからロボットや再生可能エネルギーの活用まで、人類の食の未来を左右する水産養殖の最前線を追う後編。
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イスラエル企業が開発した強力なスパイウェアが、米国務省職員を含む多数のiPhoneユーザーに使われていた事実が明らかになった。開発元のNSO Groupはツールの適切な管理体制を敷いておらず、顧客の用途を制限できていないという懸念が改めて浮き彫りになっている。
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これからのファッション業界は地球環境と真正面から向き合い、サステイナブルであることが求められる。こうしたなか連載「New Moves」では、ファッション業界においてサステイナビリティに対するアプローチを変えるべく活動している人々に迫っていく。 第3回は、デザイナーのサミ・ミロに、廃棄される衣服を新しい服に生まれ変わらせ、環境負荷を低減する「アップサイクル」という取り組みについて訊いた。
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コロナ禍を機に会社を辞めたり転職したりする人が急増し、「大退職時代」が本格的に到来した2021年。米国のテック業界では今年後半になって、ウェルビーイングなどを基準に優先順位を見直しながら新たな職を選ぶ「大再考時代」が訪れつつある。
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持続可能なタンパク源を必要とする78億人が暮らすこの世界で、栄養価が高く、入手しやすい魚食は最も有望な選択肢のひとつだ。いまやその供給源として注目される魚の陸上養殖は、輸送コストや温室効果ガスの排出量を削減し、汚染物質や遺伝子の自然界への流出を防ぐ一方で、これまで工場畜産がひきおこしてきた惨事と同じ轍を踏む恐れもある。人類の食の未来を左右する水産養殖の最前線。
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