映画『ドント・ルック・アップ』からは、気候変動に立ち向かう科学者たちの「やりきれなさ」が浮かび上がってくる

地球に衝突しようとしている彗星を科学者たちが発見したにもかかわらず、誰からも真剣にとり合ってもらえない──。まるで現実の地球で起きている気候変動についての議論を思わせる映画『ドント・ルック・アップ』。映画のなかで問題に立ち向かう科学者たちの姿からは、気候変動に立ち向かう科学者たちの「やりきれなさ」が浮かび上がってくる。

CES 2022:「自律走行車」が、一部の分野で現実のものになり始めた

世界最大級の家電見本市「CES 2022」では、さまざまな企業が自律走行車に関する取り組みを発表した。こうしたなか、自動運転技術の開発に取り組むふたりのキーパーソンへのインタヴューからは、すでに一部の分野において“自律走行”が現実のものになりつつあること、そして実用段階ゆえの課題が改めて浮き彫りになってくる。

映画の「成功」の基準を見直すときがやってきた? ハリウッド超大作の“明暗”に見る「興行収入」という指標の価値

米国で2021年12月に公開された『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』と『マトリックス レザレクションズ』の映画館での興行収入は、『スパイダーマン』が圧倒的な大差で勝利を収めたように見える。だが、ストリーミング配信や配信との同時公開が主流になっていく時代において、もはや「成功」の基準が変わりつつあるのではないだろうか?

マイクロソフトの2画面スマートフォン「Surface Duo 2」には、海に投げたくなるほどのわずらわしさがある:製品レヴュー

マイクロソフトの2画面スマートフォン「Surface Duo 2」。日本でも1月11日に発売されるこのデヴァイスは、2画面ならではの楽しさがある一方で、数週間ほど使うとわかる不便さやわずらわしさをいくつも抱えている──。『WIRED』US版によるレヴュー。

セラノス創業者のエリザベス・ホームズへの有罪評決は、創業者に「聖域」などないことを意味している

血液1滴であらゆる病気を発見できると謳い、のちに「虚偽」であることが明らかになったセラノスの創業者、エリザベス・ホームズ。詐欺などの罪で起訴されていた彼女に対し、4件の訴因について陪審員団から有罪の評決が下された。シリコンヴァレーにとってこの事件は、スタートアップが罰を受けずに逃げ切るには限界があること、そして創業者が「聖域」ではないことを示す「先例」になる可能性が高い。

浮き彫りになる「オミクロン株」の異質さ:新型コロナウイルスと世界のいま(2021年12月)

世界が新型コロナウイルスの「オミクロン株」への対応に追われた2021年12月。その病毒性や感染力、抗原性の変化なども徐々に明らかになり、有効な対策とそうでない対策も見えてきた。最新情報と共に、この1カ月の新型コロナウイルスに関する動きを振り返る。

高速道路の新設は後回し? 「環境に優しい道路網」の構築を優先させる米国政府の“秘策”

1兆ドル(約114兆円)を超える超党派のインフラ投資計画法案が可決された米国。最終的に使途を決定する権限をもつのは州政府と地方政府だが、その予算を「環境に優しい交通インフラ」の構築に優先的に使うよう促す“秘策”が米国政府にはある。高速道路の新設や延伸よりも先に、既存の路線網の修繕を優先するよう促す取り組みだ。

ソニーのPS5用ヘッドセット「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」は、ゲームの必須アイテムとは言えない:製品レヴュー

ソニーが「プレイステーション 5」用のヘッドフォンとして発売した「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」。お手ごろ価格で音質もよく、3Dオーディオを存分に楽しめるヘッドフォンだが、このモデルでなくてはならない理由に欠けている──。『WIRED』US版によるレヴュー。

屋上で植物を育てながら発電!? 研究が進む「屋上営農型太陽光発電」の実用度

太陽光発電をしながら、ソーラーパネルの下で植物を育てる営農型太陽光発電。日本では「ソーラーシェアリング」とも呼ばれるこの手法を、建物の屋上で応用しようという研究が進められている。その一石二鳥以上の効果とは?

ハイブリッド開催の「CES 2022」では何が発表される? 注目すべき4つのポイント

コロナ禍で2度目の開催となる世界最大級の家電見本市「CES」は、2022年はラスヴェガスの会場とオンラインとのハイブリッド開催となった。今回はいったいどんな新しい技術や製品が登場するのだろうか? 注目すべき4つのポイントを紹介する。