人気YouTubeチャンネルを次々に乗っ取り、ハッカーたちの「ありふれた手口」

人気のYouTubeチャンネルが乗っ取られる被害が、過去数年で数千件にも達するなど多発している。仮想通貨に関連した詐欺への悪用やアカウントの転売がハッカーたちの主な目的だが、その乗っ取りの手口はユーチューバーへの1本のメールから始まる単純なものだ。

タンパク質の構造予測に成功したディープマインドのAIコード:その公開の遅れが意味すること

人工知能(AI)研究で世界を牽引するグーグル傘下のディープマインドは、タンパク質の構造予測という生物学の根本的な問題を解決した一方で、学術界の慣行に反してそのニューラルネットワーク「AlphaFold2」のコードをすぐに発表しなかったことで物議を醸すことになった。パンデミックに限らず病原体に対抗する薬の開発にも役立つタンパク質の立体構造をめぐるこの出来事は、AIの情報共有をめぐる学術界と産業界の深刻な課題を浮き彫りにしている。

フェイスブックが社名を変えただけでは、その本質的な問題は解決できない

内部告発によって安全より利益を優先していたと糾弾されたフェイスブックが、社名変更を検討していることが明らかになった。社名変更はフェイスブックにとって「信頼の赤字」を克服するチャンスになるかもしれないが、決して表面をとりつくろうだけでは根本的な問題は解決できない。

WIREDが選ぶ、ヨーロッパでいま最も注目されるスタートアップ100 ── アムステルダム/ダブリン篇

『WIRED』UK版がヨーロッパ10都市から100のスタートアップを選ぶ「The Hottest Startups in EU」シリーズ、4週目は早くからグローバル市場を視野に入れ10年以上も盛況が続くアムステルダムと、ビジネスに有利な税制、好調な経済、そして教養の高い労働力によってテック業界のビッグネームを引き寄せるダブリンから注目のスタートアップを紹介しよう。

「テレビ」よ、わたしたちを驚かせてくれ:Podcast連載「WIRED/TIRED with Dos Monos」第4回、ゲストに上出遼平が登場!

Dos Monosメンバーの荘子it、TaiTanによるポッドキャスト連載の最新回を更新! 世のなかの「ワクワクするもの/退屈するもの」について語らう本連載の第4回ゲストにテレビ東京のテレビディレクター・上出遼平を迎え、「テレビ」や「MV」、「食」をテーマに縦横無尽に語らった。去る9月7日から放映された上出とDos Monosによる未だ謎多き“実験的蓋番組”の裏話も語られる、濃厚な90分間をお聞き逃しなく。

『DUNE/デューン 砂の惑星』でヴィルヌーヴは原作を見事に映像化した。しかし、これは始まりにすぎない:映画レヴュー

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』は、原作であるフランク・ハーバートの小説の壮大な世界観をすべて網羅するかたちで見事に映像化した。しかし、2部作を完結させられるかどうかは未知数であり、その挑戦はまだ途上にある──。『WIRED』US版によるレヴュー。

インフルエンサーの終焉とクリエイターエコノミー:SZ Newsletter VOL.105[CREATOR ECONOMY]

編集された自撮り写真に演出過多な自分語り──ソーシャルメディア時代を象徴するインフルエンサーという存在の意味合いは、おおむね否定的なものに変わりつつあるという。果たして彼ら/彼女らは何を消費し、何を徒花として遺したのだろうか。「クリエイター」という生き方が万人に開かれ民主化される瞬間を前に、今週のSZメンバーシップのテーマでもある「CREATOR ECONOMY」を改めて考察する編集長からのニュースレター。

民衆のブラック・ツイッター史 第3部:Getting Through (2016年–現在)

喜びと苦しみ、調和と衝突、組織と混沌──ブラック・ツイッターの複雑で、いまも続く遺産をひとつの方法で定義することはできない。それでも、現代における最大の社会正義運動を胚胎し、ブラックカルチャーの揺るぎない震源地となった黒人たちのツイッター史を数々の証言から綴る連載最終回は、トランプの当選、そして#BLMを経てブラックネス(黒人らしさ)のいまを改めて問う。

中国では仮想通貨が「終わり」を迎えた: 調査結果から見えたマイナーたちの大移動の実態

中国人民銀行(中央銀行)が仮想通貨(暗号資産)の決済や関連サーヴィスを全面的に禁止したことで、中国におけるマイニングなどの活動が実質的に消滅したことが明らかになった。一方で、ビットコインのマイナー(採掘者)たちが大移動したことによる環境への影響の変化については、いまだ見通せない状況が続いている。

驚きの映像体験と多彩なセッションを見逃し視聴! 「WIRED CONFERENCE 2021」アーカイヴチケットの販売がスタート

計15時間・35名の登壇者を迎えた3日間のオンラインイヴェント「WIRED CONFERENCE 2021」が幕を閉じた。「リジェネラティヴな未来」を大きな傘として「CITY」「NEW COMMONS」「SELF+CARE」という各日のテーマを巡って繰り広げられたトークのアーカイヴ販売が、このたび始まった。販売期間は2021年12月31日まで。2022年以降を見通す「インサイト」を手にできる最後の機会をお見逃しなく!