「世界種子貯蔵庫」でも有名なノルウェーのスヴァールバル諸島は、いまや気候大変動が生態系を急速に書き換えるその最前線にある。極地で越冬した初の女性チームとなったストロムとソルビーのふたりの探検家がここでプロジェクトを立ち上げたのは、単に極地に歴史を刻むためではなく、人類が思い切った変化を起こさない限り極地の歴史はいずれなくなると警告するためだ。過酷な極地での「市民科学」の実践と探検の記録。
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「世界種子貯蔵庫」でも有名なノルウェーのスヴァールバル諸島は、いまや気候大変動が生態系を急速に書き換えるその最前線にある。極地で越冬した初の女性チームとなったストロムとソルビーのふたりの探検家がここでプロジェクトを立ち上げたのは、単に極地に歴史を刻むためではなく、人類が思い切った変化を起こさない限り極地の歴史はいずれなくなると警告するためだ。過酷な極地での「市民科学」の実践と探検の記録。
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2021年12月に公開予定の映画『マトリックス レザレクションズ』の予告編が公開された。シリーズを通して語られてきた「赤いカプセルか、青いカプセルか」という選択がもつ社会的・政治的な意味は時代と共に大きくさま変わりしている。こうしたなかシリーズ最新作の映像とティザーサイトに改めて同じ選択が繰り返し示されたことで、本作がこれまでになく重大な意味をもつことが示唆されている。
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アップルのストリーミング端末「Apple TV 4K」が第2世代モデルへと進化した。リモコンが刷新され機能も充実したことで使いやすさに磨きをかけたが、日本での価格が20,000円を超えるなど他社製品と比べてかなり高い。その価格は機能に対して妥当と言えるのだろうか──。『WIRED』US版によるレヴュー。
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9.11から20年の節目となるいま、世界の富裕国とそれ以外との非対称性は、環境危機というグローバルアジェンダを両側から挟むようにして改めて鮮烈に浮かび上がっている。TikTokで活躍する若きエコクリエイターたちの動画と、アフガニスタンの少女の姿は、今後世界のどこかで重なることが果たしてあるのだろうか? 今週のSZメンバーシップのテーマ「CLIMATE CRISIS」を考える編集長からのニュースレター。
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創意に富む現代の建築家にとって、折り紙は鶴を折るためのものというより、有用な構造物を小さなスペースに収めるためのものだ。ハーヴァード大学で開発が進むテント型シェルターは、平らな状態ではツインベッドのマットレスほどの大きさだが、それを膨らませると壁が展開し、屋根が所定の形に素早く収まる。余分なエネルギーを最小限に抑えるこの折り紙型のテントは、再利用や移動が可能な緊急シェルターとして期待されている。
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アニメ配信大手「Crunchyroll(クランチロール)」の運営会社をファニメーションが買収し、アニメに特化した巨大な配信会社が誕生した。“ビッグアニメ”の誕生はアニメがメインストリームに躍り出たことを意味すると同時に、消費者にとって大きな恩恵をもたらす可能性も秘めている。
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コロナ禍における在宅勤務の浸透でヴィデオ会議が増えるなか、画面に映る自分の外見を気にして皮膚科や美容外科を訪れる人が急増している。「Zoom異形症」とも呼ばれるこうした症状に、わたしたちはどう対処すればいいのか。
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中米のエルサルヴァドルで仮想通貨(暗号資産)のビットコインを法定通貨にする法律が2021年9月7日に施行された。国会での法案可決から90日でのスピード導入となったが、斬新だが強権的ともいえる施策に現地では熱狂と混乱、そして疑問と反発が渦巻いている。
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太陽の活動により大量のプラズマが放出されることで起きる「太陽嵐」の影響で、インターネットが壊滅的なダメージを受ける危険性が明らかになった。地磁気の乱れによって海底に敷設された光ファイバーケーブルの設備が故障し、インターネットが機能不全に陥るというのだ。このほど専門家が発表した論文では、“インターネットの終わり”に備えることの重要性が指摘されている。
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2019年6月発売の『WIRED』日本版VOL.33で「ミラーワールド」を特集してから2年あまり。もはやミラーワールドは「次に来るもの」ではなく、現実のビジネスイシューとなっている。その実装に取り組んでいる国内のスタートアップ、そしてスタートアップと大企業、官公庁のハブとして後方支援するアクセンチュア・ベンチャーズとともに、ミラーワールドの現在地と未来を展望する。
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