トルーマン・カポーティーやJD・サリンジャーなど名文筆家たちが寄稿し、英語圏で小説を書く者ならば誰もが憧れる雑誌『ニューヨーカー』。そこに描かれる作品には、時代の空気を敏感に感じ、翻弄され、あるいは抗いながら生きる人々の姿が至極の筆致で刻まれている。『ニューヨーカー』を読むことは、すなわち時代の変化をいち早く「体感」することでもあるのだ。ニューヨーク在住の作家・新元良一が今月選ぶのは、兄弟の夭逝を機に死そのものに“取り憑かれた”、ひとりの少女の心の移…
「Google Nest Hub(第2世代)」は、睡眠のトラッキングにぴったりのスマートディスプレイだった:製品レヴュー
グーグルのスマートディスプレイ「Google Nest Hub(第2世代)」。睡眠モニター機能を最大の売りとしているが、睡眠の質の向上に効果はあるのだろうか──。『WIRED』US版によるレヴュー。
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【8月19日ウェビナー開催】『WIRED』日本版 × アクセンチュア・ベンチャーズによるイヴェントシリーズが始動──「ミラーワールド」を牽引するスタートアップが語る、実装の技法
『WIRED』日本版とアクセンチュア・ベンチャーズが注視する産業領域、その最前線を切り拓くスタートアップをゲストに迎えたイヴェントシリーズ「WIRED STARTUP LOUNGE -The Art of Innovation- Supported by Accenture」が始動する。その第一回のテーマとなるのは、『WIRED』日本版でも継続的に追いかけてきた「ミラーワールド」だ。
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ヴァーチャル試着から“ファッション版のTinder”まで、AIが「衣服の売り方」の変化を加速する
ファッション業界で人工知能(AI)の活用が加速している。なかでも注目は、消費者の写真や動画に衣服の画像を重ねるヴァーチャル試着のほか、マッチングアプリ「Tinder」のような方法で個人の衣服の好みを学習しておすすめを提案するアルゴリズムだ。
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意味がなければSNSのスイングはない:SZ Newsletter VOL.93[SNS]
開会直前まで続いた開催反対のモメンタムが開会式を経てドラスティックにスイングしたソーシャルメディア。いまやオリンピアンの飾らないヴォイスや一挙手一投足をダイレクトに伝えるメディアとなったSNSは、果たしてわたしたちの集合的(無)意識をいかに捉え、そこにどんな実体を与えているのだろうか?SZメンバーシップの今週のテーマ「SNS」の意味を改めて読み解く編集長からのニュースレター。
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クリエイティヴの焼け野原からハックを叫ぼう:「CREATIVE HACK AWARD 2021」募集開始!
「なにを、なぜ、いかにハックしたか」をクリエイターたちに問う「CREATIVE HACK AWARD」の作品募集が今年もいよいよスタートする。オリンピック開会式という「クリエイティヴの焼け野原」からわたしたちはいかにしてハックを取り戻せるのか? 映像作家の山田智和やメディアアーティストの落合陽一、スペキュラティヴ・ファッションデザイナーの川崎和也らも受賞者に名を連ねる本アワードに求めるハックを綴った 『WIRED』日本版編集長・松島倫明からのメッセー…
ついに動き出した政府と残る謎:ペンタゴンはUFOの存在にいかにして向き合ったか (4)
2004年に米西海岸沖でパイロットがUAP(未確認空中現象)を目撃した「ニミッツの遭遇」が17年暮れに映像と共に『ニューヨークタイムズ』で記事になると、もはやペンタゴンのUAP関連のプロジェクトは「公然の秘密」となった。軍は公式にガイドラインを改定し、上院軍事委員会が正式に調査を求めたことで、ついに米国家情報長官室がUAPの調査報告書を公開するに至ったのだ。科学者やUFO研究者たちとペンタゴンとの半世紀におよぶ駆け引きに迫ったシリーズ最終回。
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カンヌ国際映画祭が「ウーマン・イン・モーション」で目指すダイヴァーシティとインクルージョン
コロナ禍の影響で2年ぶりの開催となった今年のカンヌ国際映画祭では、28年ぶりに女性監督が最高賞(パルムドール)を受賞した。近年、映画界における男女の格差是正が声高に叫ばれているが、カンヌでは以前から、映画界における女性の地位向上を目指してきたプログラム「ウーマン・イン・モーション」がケリングのサポートのもとで開催されてきた。その模様を、映画ジャーナリスト・立田敦子がレポートする。
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オフィスは「働く箱」から「第二の住まい」へ:中小企業のオフィス建築のあり方を積水ハウスと一緒に考える
コロナ禍で都心のオフィス模様が一変した。大企業を中心に、本社あるいは本社機能を地方に移転させる動きが広がり、現在進行形で地方への移転を検討している経営者もいるだろう。オフィスのあり方が見直されるいま、住宅メーカーである積水ハウスが提案するのは、邸宅のようなオフィス。今回は「住」の技術とノウハウを生かした積水ハウスのオフィス建築を紐解く。
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Twitchの人気ストリーマーたちが配信し続ける「仮想通貨カジノ実況」の闇
ライヴ配信プラットフォーム「Twitch」で、仮想通貨カジノでのギャンブル実況が人気を博している。だが、この配信行為そのものが米国では違法とみなされるリスクがあり、しかもストリーマー(配信者)がカジノ運営元の資金提供を受けて配信を続けていることも明らかになっている。実質的に野放しになっている仮想通貨カジノ実況──。その“闇”に迫った。
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