宇宙へ飛び立つジェフ・ベゾスたちが、「11分の旅」で体験することすべて

アマゾン創業者のジェフ・ベゾスが乗り込むブルーオリジンの有人宇宙船が、7月20日午後10時(日本時間)に打ち上げられる。ベゾスと弟のマーク、女性宇宙飛行士の先駆けを目指した82歳のウォリー・ファンク、そしてチケットを(父親が)落札した18歳の4人は、いったいどんな旅を体験することになるのか。この旅には、どんな価値と意味があるのか──。『WIRED』US版エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィによる現地レポート。

米国で半導体生産の「国内回帰」が加速する

米国で半導体生産を国内回帰させる動きが加速している。かつてインテルなどの大手メーカーはファブレス化によって世界市場を席巻した。それがいまやパンデミックの影響や中国の台頭などで、生産拠点が国外にあることが国家安全保障上のリスクになりつつある。

生体電気による「細胞間のインターネット」で失われた手足の再生に挑む(前篇)

シカが角を生やし、人間が肝臓を再生するように、生物は単に傷を治すだけでなく、体の一部を再生することができる。わたしたちの体を構成する細胞が、生体電気を使ってコミュニケーションをとり、自分たちが何になるかを細胞間で決定しているからだと発生生物学者のマイケル・レヴィンは考えている。では生体電気のコードを解読し、コントロールすることは可能なのだろうか?生物学とコンピューターサイエンスが融合した最新研究を前後篇でお届けする。

その便利な「ブラウザー拡張機能」は使っても大丈夫? 本当に安全かどうか確かめる方法

ウェブブラウザーの拡張機能(アドオン)は便利だが、その安全性はきちんと確認しておいたほうがいい。「Google Chrome」や「Safari」をはじめとする4つのウェブブラウザーで拡張機能の安全性を確かめる方法を紹介しよう。

「墜落のリスク」を冒さず宇宙を目指した“第3の富豪”が考えていたこと

ヴァージン・グループ創業者のリチャード・ブランソンが“宇宙旅行”に成功し、アマゾン創業者のジェフ・ベゾスも続こうとしている。こうしたなか、同じように宇宙を目指した3人目の富豪がいた。2018年に亡くなったマイクロソフト共同創業者のポール・アレンも宇宙事業にのめり込んだが、彼は人命をリスクに晒さない方法を模索していた──。『WIRED』US版エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィによる、アレンの「視点」についての考察。

ロボットとうまく付き合うには、新種の動物だと思ってみるのはどうだろう

ロボットを人間と、AIを人間の知性と比較するのは間違っていると、MITのロボット倫理学者ケイト・ダーリングは言う。人間が動物と共に労働や戦争や生活をしてきた歴史を調査した彼女は、ロボットとの間にも同じような関係を育めると考えているのだ。果たしてロボットに行為主体としての責任は問えるのか?あるいはコンパニオンとして動物同様の関係を築いていくのか? このたび新著『The New Breed』を上梓したダーリングに話を訊いた。

互助の感性が生み出す新しいネイバー:水野祐が考える新しい社会契約〔あるいはそれに代わる何か〕Vol.6

法律や契約とは一見、何の関係もないように思える個別の事象から「社会契約」あるいはそのオルタナティヴを思索する、法律家・水野祐による連載。テック企業の労働組合や、日本における「ワーカーズ法」を参照しながら、地域社会における協同的・互助的な組織の在り方を考察する(雑誌『WIRED』日本版VOL.41より転載)。

完結したドラマ「全裸監督」で、総監督の武正晴が伝えたかったこと

Netflixの日本オリジナル作品を代表する連続ドラマシリーズ「全裸監督」のシーズン2が公開され、全16話で完結した。アダルトヴィデオ業界を舞台に監督として一世を風靡した村西とおるの半生を描き切った本作。この挑戦的とも言える題材は、時代性を背景に日本人の魂に訴えかけることに主軸が置かれると同時に、世界にも通用する普遍性を追求していたのではないか──。そんな問いに、総監督を務めた武正晴が答えた。

ペットの“世話”を任せられる? 見守りロボット「Rocki」の実力

ペットの相手をしてくれる見守りロボットに新顔が登場した。全方向車輪とカメラを備えたロボット「Rocki」は、触角のような部分にレーザーポインターを搭載したことでネコの遊び相手にもなる。その実力はいかがなものだったのか──。『WIRED』US版によるレヴュー。