止まらないデルタ株とワクチン接種の義務化、偽の接種証明書の登場:新型コロナウイルスと世界のいま(8月)

ワクチンを接種後に新型コロナウイルスに感染する「ブレイクスルー感染」が増えた8月。感染拡大を少しでも抑えるため、世界ではワクチンの3回目接種やワクチン接種の義務化を強行する動きも見られている。この1カ月の新型コロナウイルスに関する動きを、これらの最新情報と共に振り返る。

デルタ株により増加するワクチン接種完了者の「ブレイクスルー感染」:2021年8月に最も読まれた10本のストーリー

この8月に公開された記事を中心に、「WIRED.jp」で最も読まれた10本のストーリーを紹介する。新型コロナウイルスの「デルタ株」の蔓延によるブレイクスルー感染をはじめ、米軍の撤退をきっかけにタリバンが全土を制圧したアフガニスタン情勢まで、この1カ月の動きとともに振り返る。

従業員の「燃え尽き症候群」は、1週間の全社休業で抑止する:企業の取り組みは実を結ぶか

米国などの一部の企業が従業員の「燃え尽き症候群」を減らすべく、このほど1週間にわたるリフレッシュ休暇を実施した。コロナ禍でなにかとストレスのたまる従業員たちに心身ともに“リセット”してもらいたいという意図だが、こうした時間はいま間違いなく求められている。

巨大なチップをクラスター化、AIの能力を飛躍的に高める技術の潜在力

人工知能(AI)を支えるニューラルネットワークの規模を飛躍的に拡大すべく、あるスタートアップが高性能で巨大なチップ群を相互接続させたクラスター型のシステムを開発した。現時点で最大級のAIの100倍以上のモデルを構築できるというこの技術は、AIの進化を加速させる可能性を秘めている。

InstagramからApple Musicまで、人気アプリはPCから使う:ウェブ版が便利なサーヴィス7選

スマートフォンアプリのなかには、PCのウェブブラウザーからも利用できるものがある。メッセージをやりとりしたり、音楽を聴いたりするために毎回スマートフォンに手を伸ばしていた人も、PCのブラウザーでウェブ版を使えばその便利さに驚くかもしれない。そこでアプリとして日常的に使われるものの、ウェブ版の存在があまり知られていないサーヴィスを紹介しよう。

激しさを増す気候変動により、「都市インフラの再設計」が迫られている

米国に上陸したハリケーン「アイダ」の影響でニューヨークの地下鉄が浸水するなど、異例の豪雨が大都市に多くの被害をもたらした。そこから得られる教訓は、もはや都市インフラが気候変動の影響に追いつかなくなっており、再設計を迫られているという事実だ。

アップルが「児童への性的虐待」の画像検出を“延期”したことの意味

アップルが「iCloud」に保存された児童の性的虐待画像(児童ポルノ画像)を検知できる機能の導入を延期すると発表した。多くの批判や反発を受けての今回の決定についてプライヴァシー保護の活動家やセキュリティ研究者らは、慎重な姿勢を保ちながらも楽観的に捉えている。

ライアン・レイノルズ、映画『フリー・ガイ』の“秘密”を語る

ゲームの世界を舞台に、名もなき平凡な“モブキャラ”が世界の危機を救うべく戦う姿を描いた映画『フリー・ガイ』。観客の気を引くべく監督や主演のライアン・レイノルズが思いついたのが、スターのカメオ出演と、作中にさまざまなジョークやキャラクターなどを隠すイースターエッグのような仕掛けである。その“秘密”について、レイノルズが『WIRED』US版に語った。

パンデミックによる人々の移住は、「小都市再生」のチャンスとなるか

新型コロナウイルスのパンデミックをきっかけに、米国では大都市から郊外へと移住する人が増えている。こうしたなか、ベッドタウンと呼ばれる郊外の街や小都市は都市開発の立案に苦戦している。先が見えないなか、新しい住民のために何を準備すればいいのだろうか。