マイクロソフトがあえて「Windows 11」への移行を急ぐ理由:2021年7月に最も読まれた10本のストーリー

この7月に公開された記事を中心に、「WIRED.jp」で最も読まれた10本のストーリーを紹介する。このタイミングでマイクロソフトが次期OS「Windows 11」のリリースに踏み切った背景をはじめ、新型コロナウイルスのデルタ株に対するワクチンの有効性と持続性まで、この1カ月の動きとともに振り返る。

卓越した加工技術と世界観でアウトドアギアの新境地を切り開く「muraco」:安藤剛連載「THE GADGETS DEEP DIVE」第2回

ガジェットの背景を掘り起こすことで、時代の流れが見えてくる──。UI/UXデザイナーにして筋金入りのガジェットラヴァーでもあるTHE GUILD共同創業者の安藤剛が、ガジェットのコンテクストを読み解く連載「THE GADGETS DEEP DIVE」。第2回は、0.01mmの誤差も許されない金属加工の世界で培われた加工技術を活かしたプロダクトデザインで注目を集めるmuracoの、「CARAJAS PEG HAMMER」「SATELLITE FIRE …

世界を悩ませる「ブレイクスルー感染」と長期後遺症「ロング・コヴィド」:新型コロナウイルスと世界のいま(7月)

ワクチン接種完了者が新型コロナウイルスに感染する「ブレイクスルー感染」の報告が増え始めた7月。感染後に長期にわたって患者を苦しめる後遺症、いわゆる「ロング・コヴィド」の実態も見え始めてきた。この1カ月の新型コロナウイルスに関する動きを、これらの最新情報と共に振り返る。

国内初のデジタルバンクとは:みんなの銀行 ✕ アクセンチュア インタラクティブが創るこれからの銀行体験

実店舗をもたず、スマートフォンのアプリですべてが完結する新しい銀行「みんなの銀行」がスタートした。お金は使用意図にあわせてドラッグ・アンド・ドロップでスイっと移動。デジタルネイティヴ世代をターゲットに開発されたUIは、いままでの銀行のイメージを覆すものだ。今回は「みんなの銀行」がどのように生まれたのか、立ち上げから支援するアクセンチュア インタラクティブと、株式会社みんなの銀行の協働について訊いた。

夜の日本庭園が、自然、テクノロジー、アートの結節点となる:「生態系へのジャックイン展」レポート

ウィリアム・ギブスンによるSF小説の金字塔『ニューロマンサー』は、千葉の空を見上げるシーンから始まる。そんな千葉を舞台に、ありうる都市のかたちを探求するリサーチチーム「METACITY」が「生態系へのジャックイン展」を開催中だ。舞台となるのは、夜の日本庭園「見浜園」。千葉にて架空の多層都市「幕張市」を出現させるなど、実験的な取り組みをおこなってきたMETACITYと出展作家が描き出す新しい生態系とは、いかなるものなのか。

SF用語の歴史がつなぐマルチヴァースへの旅路、今月注目のストーリー:SNEAK PEEKS at SZ MEMBERSHIP(2021年8月)

未来をプロトタイピングする『WIRED』日本版の実験区である「SZメンバーシップ」で会員向けにお届けする8月各週の記事のテーマは、「Sci-Fi」「ENVIRONMENT」「VACCINE」「DIVERSITY」だ。7月のコンテンツやイヴェントの内容を振り返りながら、8月公開予定の記事から注目のストーリーを紹介する。

予期せぬ最期と向き合う心/『ニューヨーカー』を読む:#18 「OFFSIDE CONSTANTLY」

トルーマン・カポーティーやJD・サリンジャーなど名文筆家たちが寄稿し、英語圏で小説を書く者ならば誰もが憧れる雑誌『ニューヨーカー』。そこに描かれる作品には、時代の空気を敏感に感じ、翻弄され、あるいは抗いながら生きる人々の姿が至極の筆致で刻まれている。『ニューヨーカー』を読むことは、すなわち時代の変化をいち早く「体感」することでもあるのだ。ニューヨーク在住の作家・新元良一が今月選ぶのは、兄弟の夭逝を機に死そのものに“取り憑かれた”、ひとりの少女の心の移…

【8月19日ウェビナー開催】『WIRED』日本版 × アクセンチュア・ベンチャーズによるイヴェントシリーズが始動──「ミラーワールド」を牽引するスタートアップが語る、実装の技法

『WIRED』日本版とアクセンチュア・ベンチャーズが注視する産業領域、その最前線を切り拓くスタートアップをゲストに迎えたイヴェントシリーズ「WIRED STARTUP LOUNGE -The Art of Innovation- Supported by Accenture」が始動する。その第一回のテーマとなるのは、『WIRED』日本版でも継続的に追いかけてきた「ミラーワールド」だ。

クリエイティヴの焼け野原からハックを叫ぼう:「CREATIVE HACK AWARD 2021」募集開始!

「なにを、なぜ、いかにハックしたか」をクリエイターたちに問う「CREATIVE HACK AWARD」の作品募集が今年もいよいよスタートする。オリンピック開会式という「クリエイティヴの焼け野原」からわたしたちはいかにしてハックを取り戻せるのか? 映像作家の山田智和やメディアアーティストの落合陽一、スペキュラティヴ・ファッションデザイナーの川崎和也らも受賞者に名を連ねる本アワードに求めるハックを綴った 『WIRED』日本版編集長・松島倫明からのメッセー…

カンヌ国際映画祭が「ウーマン・イン・モーション」で目指すダイヴァーシティとインクルージョン

コロナ禍の影響で2年ぶりの開催となった今年のカンヌ国際映画祭では、28年ぶりに女性監督が最高賞(パルムドール)を受賞した。近年、映画界における男女の格差是正が声高に叫ばれているが、カンヌでは以前から、映画界における女性の地位向上を目指してきたプログラム「ウーマン・イン・モーション」がケリングのサポートのもとで開催されてきた。その模様を、映画ジャーナリスト・立田敦子がレポートする。