日本発の「宇宙向け汎用ロボット」が、国際宇宙ステーションでの実証実験に成功したことの大きな意味

宇宙ロボットスタートアップのGITAIが、国際宇宙ステーション(ISS)での汎⽤ロボットの技術実証実験を成功させた。汎用のロボットアームによる宇宙での作業が可能であることを実証した今回の実験の先には、ISS船外での作業という次なるステップ、そして月面基地やスペースコロニーの建設といったニーズも視野に入る。

ザ・ノース・フェイスの創業者と考える、人と自然の「共生」を促すテクノロジーとデザインのあり方:ケネス・“ハップ”・クロップ×渡辺貴生

さまざまなテクノロジーが高度化し、その構成要素のブラックボックス化が加速している今日、人間が培ってきた「道具との付き合い方」、とりわけ「人と自然の共生を促すための道具」はどのようにアップデートしていけるのだろうか。そんなWIRED編集部からの問いかけに対し、ザ・ノース・フェイスの創業者ケネス・“ハップ”・クロップと、ザ・ノース・フェイスの国内商標権をもつゴールドウインの社長・渡辺貴生が、バックミンスター・フラー、ヘンリー・デイヴィッド・ソロー、カート…

コロナ禍のリモートワークが浮き彫りにした「孤独への脆弱性」:2021年10月に最も読まれた10本のストーリー

この10月に公開された記事を中心に、「WIRED.jp」で最も読まれた10本のストーリーを紹介する。MacBook Proの全面刷新が示すアップルの方針転換をはじめ、ポストコロナ社会における働き方まで、この1カ月の動きとともに振り返る。

電子音楽制作で真の多様性を実現するために必要なもの:SZ MEMBERSHIPで最も読まれた5記事(2021年10月)

『WIRED』日本版の会員サーヴィス「SZ MEMBERSHIP」では2021年10月、「CITY」「FUTURE: re-generative」「CREATOR ECONOMY」「AI」をテーマとした記事を掲載した。そのなかから電子音楽制作における脱植民地化の活動記録や、フェイスブック元社員の内部告発文書から浮き彫りになった現場の苦悩など、最も読まれた5本のストーリーを紹介する。

「未来世代から何かを奪えると思う傲慢さ」:僧侶・松本紹圭に訊く「わたしたちは『グッド・アンセスター』になれるか」

わたしたちは100年前を生きた人々にとっての未来世代であり、過去からの恩恵を受け取って「いまを生き切る」ことから、100年後の未来世代を考えることを始めるべきだ──。このほどローマン・クルツナリックの新著『グッド・アンセスター』を翻訳した僧侶・松本紹圭はこう語る。未来世代と共に長期的思考のもとでコモンズを築くことは、いかにして可能なのか? 「よき祖先」とは何かを起点に松本に訊いた。

MADE IN JAPANが世界で再び輝くために:AmazonとJETRO、中小企業の“越境EC”支援を開始

「DXを通じて日本のビジネスを加速する」をテーマにアマゾンジャパンが中小企業やEC事業者向けにAmazon最大のECイヴェントを実施。2日間にわたって物流オペレーションやブランディングなどに関する講演の模様が配信された。なかでも熱量を感じたのは、越境ECへの支援策だ。EC界の“先駆者”がいま新たに果たそうとする役割とその意気込みをレポートする。

忘却なき現代と「構造」のメディア:「科学を伝える言葉」は、いかにインフォデミックに抗ったのか#3

新型コロナウイルスのパンデミックで起きた情報の混乱「インフォデミック」は、東京オリンピックでも注目された「キャンセルカルチャー」にも通じるメディアのパラダイムシフトが背景にある。ロンドン芸術大学大学院で取り組んだプロジェクトの一環として各国のサイエンスジャーナリストに取材したコントリビューティングライターの森旭彦が連載する第3回。

クレイジーに「絶対に欲しい」と言い切れるスマートフォンをつくる:バルミューダ・寺尾玄が語ったモノづくりの現在地(後編)

このほどコーヒーメーカーを発売したバルミューダは、11月に新ブランド「BALMUDA Technologies」で同社初のスマートフォンを発表することも決まっている。次々と新しい分野を開拓していくバルミューダは、その先に何を見据えているのか? 創業者で社長の寺尾玄へのインタヴューの後編。

コンピューターグラフィックスの礎を築いた知られざる天才、今月注目のストーリー:SNEAK PEEKS at SZ MEMBERSHIP(2021年11月)

未来をプロトタイピングする『WIRED』日本版の実験区である「SZメンバーシップ」で会員向けにお届けする11月各週の記事のテーマは、「CULTURE」「METAVERSE」「BIOLOGY」「Future of Work(FoW)」だ。10月のコンテンツやイヴェントの内容を振り返りながら、11月公開予定の記事から注目のストーリーを紹介する。

「本能の飲み物」としてのコーヒー、その“ありがたみ”を最大化する:バルミューダ・寺尾玄が語ったモノづくりの現在地(前編)

焼きたての味を生むトースターからキッチンを楽しくするオーヴンレンジまで、「最高の味」を家庭にもたらす調理家電を生み出してきたバルミューダ。同社が次に進出先に選んだのはコーヒーの世界だった。なぜバルミューダはコーヒーメーカーをつくったのか? そして、同社が見据える「次の一歩」とは? 創業者で社長の寺尾玄へのインタヴューを、前後編の2回に分けてお送りする。