グーグルから捜査当局に渡される位置データが急増、「ジオフェンス令状」が人々のプライヴァシーを脅かしている

人々の位置情報などの履歴を法執行機関が請求する「ジオフェンス令状」に基づく捜査が米国で急増していることが、このほどグーグルが明らかにした情報請求の件数から明らかになった。ユーザーの個人情報を特定の場所や時間に基づいて企業に一括請求する捜査手法であることから、プライヴァシーの侵害につながる危険性が改めて指摘されている。

ハエの力で実現する「究極の循環型社会」という未来 ゲスト:串間充崇(ムスカ ファウンダー/代表取締役)[音声配信]

イエバエの幼虫を利用して家畜のふんなどの有機廃棄物を肥料に生まれ変わらせ、その幼虫を飼料にする──。そんな循環型システムの研究開発で知られるムスカは、1週間で有機廃棄物を分解する超高効率なバイオマス・リサイクルシステムを生み出した。創業者の串間は「究極の循環型社会」をどのように思い描くのか。これまでの道のりとその先の未来について串間に訊く。

止まらないデルタ株とワクチン接種の義務化、偽の接種証明書の登場:新型コロナウイルスと世界のいま(8月)

ワクチンを接種後に新型コロナウイルスに感染する「ブレイクスルー感染」が増えた8月。感染拡大を少しでも抑えるため、世界ではワクチンの3回目接種やワクチン接種の義務化を強行する動きも見られている。この1カ月の新型コロナウイルスに関する動きを、これらの最新情報と共に振り返る。

体内で「溶けて消えるペースメーカー」が、医療機器の常識を覆す

心臓手術後にペースメーカーを一時的に必要とする患者のために、装着して一定期間が過ぎると溶けて“消える”ペースメーカーが開発された。生体適合性のある電気部品を用いており、すべてが体内に吸収されるというこのペースメーカー。医療機器の常識を覆す技術は、いかに生み出されたのか。

安価なソーラーエネルギーをたっぷり享受できる未来に備えよ:ビル・マッキベンからの報告

トランプ元大統領がソーラーエネルギーには「バカみたいに金がかかる」と騒ぎ立てていた4年間にそのコストは四半期ごとに下がり続け、2020年代の終わりまでに、ソーラーエネルギーは地球上のほぼ全域で化石燃料より安くなると見積もられている。いま最大の障壁となっているのは、化石燃料産業からの転換を雇用や経済の面からサポートしながら、そのスピードを上げる政治的決断だと、環境ジャーナリストのビル・マッキベンは言う。

初回は9月9日! 「CREATIVE HACK AWARD 2021」のオンラインワークショップを3夜にわたって開催!

ただいま絶賛募集中の「CREATIVE HACK AWARD 2021」。9月24日の応募締め切りを前に、今年もハックアワードが誇る審査員たちによるワークショップの開催が決定した。ハックとは何か。ハックし続けることの意味とは何か。そして、自身のクリエイティヴを「人に見てもらう」ことの意義とは何か。その核心を、審査員陣と過去のグランプリ受賞者たちが伝える貴重な機会をお見逃しなく!

デルタ株により増加するワクチン接種完了者の「ブレイクスルー感染」:2021年8月に最も読まれた10本のストーリー

この8月に公開された記事を中心に、「WIRED.jp」で最も読まれた10本のストーリーを紹介する。新型コロナウイルスの「デルタ株」の蔓延によるブレイクスルー感染をはじめ、米軍の撤退をきっかけにタリバンが全土を制圧したアフガニスタン情勢まで、この1カ月の動きとともに振り返る。

従業員の「燃え尽き症候群」は、1週間の全社休業で抑止する:企業の取り組みは実を結ぶか

米国などの一部の企業が従業員の「燃え尽き症候群」を減らすべく、このほど1週間にわたるリフレッシュ休暇を実施した。コロナ禍でなにかとストレスのたまる従業員たちに心身ともに“リセット”してもらいたいという意図だが、こうした時間はいま間違いなく求められている。

巨大なチップをクラスター化、AIの能力を飛躍的に高める技術の潜在力

人工知能(AI)を支えるニューラルネットワークの規模を飛躍的に拡大すべく、あるスタートアップが高性能で巨大なチップ群を相互接続させたクラスター型のシステムを開発した。現時点で最大級のAIの100倍以上のモデルを構築できるというこの技術は、AIの進化を加速させる可能性を秘めている。