第4世代となったレノボの「ThinkPad X1 Extreme」は、画面サイズが大きくてパワフルで、写真や動画の編集に最適なノートPCだ。確かに安くはないが、それだけの価値はあるクリエイター好みのマシンと言っていい──。『WIRED』US版によるレヴュー。
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人類最後の定住地「セーシェル」の近代史を写した、ある日本人の物語:松田法子連載・『人と地球の共構築に向けて』
人類が棲み着いて250年しか経っていないセーシェル諸島には、その歴史を記録した大橋申廣という日本人写真師が活動していた。京都府立大学准教授の松田法子による連載『人と地球の共構築に向けて:汀のトラヴェローグ』第2回では、そんな大橋の軌跡をたどり、セーシェルという地の成り立ちから神話の類型までを横断しながら、土地と人の歴史をひも解いていく。
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「Raspberry Pi Zero 2 W」は、小さなサイズはそのままに大きな進化を遂げた:製品レヴュー
安価な小型のシングルボードコンピューターの代名詞となっている「Raspberry Pi」の新モデル「Raspberry Pi Zero 2 W」が英国で発売された。形状とサイズは旧モデルと同じまま性能がアップした新モデルは、PCとしても驚くほど実用的であり、自作プロジェクトに最適なコンピューターに仕上がっている──。『WIRED』UK版によるレヴュー。
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第3世代のAirPodsには、「価格」という避けて通れぬ問題がある:製品レヴュー
第3世代へと進化したアップルのワイヤレスイヤフォン「AirPods」。これまでひとり勝ち状態だった製品のはずが、成長著しい他社の製品群と比べて次第に新鮮味を失っているように見える。重要なポイントは「金額に見合う価値」があるのか、という点だろう──。『WIRED』UK版によるレヴュー。
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人の後ろをついてくる「追従型ロボット」が、農場や店舗で活躍し始めている
人間の後を追ってついてくる追従型ロボットが、農場や店舗などで活用され始めた。農作物や荷物を運べるこうしたロボットはコンピューターヴィジョンやAIによって実用レヴェルに進化したが、さらに活用の場を広げるには乗り越えるべき課題もある。
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アート界の欺瞞とダイヴァーシティ:『皮膚を売った男』カウテール・ベン・ハニア監督インタヴュー
物議を醸し出す作品を世に送り出してきた現代アーティスト、ヴィル・デルボアの「TIM」をモチーフにした『皮膚を売った男』は、「自由」と引き換えに「芸術作品」となったシリア難民が主人公の挑発的な傑作だ。“悪魔の取引”で手に入れた「自由」は、果たして幸福へのパスポートなのか。チュニジア出身の気鋭の女性監督カウテール・ベン・ハニアが、野心作で描き出すアート界の欺瞞とダイヴァーシティ。
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カーボンネガティヴなコンクリートをつくる:世界で進む「脱炭素化」の試み
わたしたちの暮らしと密接にかかわっている一方で、世界のCO2総排出量の4%以上を排出しているコンクリート。いま世界では、素材や製造方法、硬化の手法などさまざまな過程でコンクリートを脱炭素化する方法が試みられている。
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日本発の「宇宙向け汎用ロボット」が、国際宇宙ステーションでの実証実験に成功したことの大きな意味
宇宙ロボットスタートアップのGITAIが、国際宇宙ステーション(ISS)での汎⽤ロボットの技術実証実験を成功させた。汎用のロボットアームによる宇宙での作業が可能であることを実証した今回の実験の先には、ISS船外での作業という次なるステップ、そして月面基地やスペースコロニーの建設といったニーズも視野に入る。
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フェイスブックの「世界を高速インターネットでつなぐ」計画に高まる懸念
メタに社名変更した旧フェイスブックが、世界中に高速インターネットアクセスを提供するプロジェクト「Facebook Connectivity」を発表した。地球上の10億人以上の人々を高速インターネットでつなぐというこの計画。個人情報を巡るさまざまな問題が顕在化してきた同社だけに、インターネットインフラへの関与に懸念を示す声も上がっている。
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グーグルの独自チップ「Tensor」は、スマートフォンのセキュリティに重要な進歩をもたらした
グーグルが発売したスマートフォンの最新モデル「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」には、独自開発のプロセッサー「Tensor」が搭載されている。このチップによる複雑な機械学習アルゴリズムの処理は数々の新機能をもたらしたが、実はセキュリティにおいても重要な進歩を遂げている。
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