ウェブブラウザーの世界で6割以上のシェアを誇るグーグルの「Google Chrome」。その使い勝手のよさが広く評価される反面、ブラウザーを通して個人情報を吸い上げて活用するというグーグルの手法は必ずしも評判がよくない。いまやその影響力は、市場シェアを武器に“都合のいいウェブ”を形成するためにも使われつつある。
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スマートシティ計画が“スマート”には進まなかった都市の教訓
米運輸省主催で実施され、5,000万ドルの補助金を支給してスマートシティづくりに役立てるという2016年のコンテスト「スマートシティ・チャレンジ」。オハイオ州コロンバス市が獲得した資金は先端テクノロジーを活用した“革命的な都市”へと変貌を遂げるべく投入されたが、現実はそうはいかなかったようだ。
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顔が見えなくても恋愛できる? 参加者が特殊メイクのリアリティ番組「デーティング・ビースト」の面白さと“退屈”な理由
Netflixの恋愛リアリティ番組「デーティング・ビースト ~恋は内面で勝負!~」が公開された。特殊メイクで顔を隠した男女が互いの“内面”だけで相手を選ぶアイデアはよく考えられているが、設定以外はパターン化しがちでドラマに欠け、どうしても退屈な話に陥ってしまう──。『WIRED』US版によるレヴュー。
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東京オリンピックでは、さらに高精度なタイム計測をAIが支えている
極めて正確なタイム計測が求められるオリンピック競技。公式タイムキーパーであるオメガは東京オリンピックの一部の競技で、さらなる高精度な計時を実現させた。鍵を握るのは、コンピューターヴィジョンや選手に装着したジャイロセンサーなどのデータによって訓練された人工知能(AI)だ。
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スポーツの自宅観戦を“ラグジュアリーな体験”へと拡張するギア5選
コロナ禍によってリアルなスポーツ観戦が困難な状況にあって、スポーツラヴァーたちはいかに自宅での観戦体験を高められるか考えていることだろう。そこで、自宅にいながらにしてスタジアムにいるような高揚感を味わえ、VIPシートで観戦するようなラグジュアリーな体験をもたらす“自宅観戦ギア”を紹介したい。
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「ポケモン GO」の誕生から5年、見えてきた「リアルワールド・メタヴァース」の姿
ARゲーム「ポケモン GO」のリリースから、2021年7月で5年が経った。世界的な熱狂を経て人気が落ち着いたポケモン GOだが、開発元のナイアンティックはその先に何を思い描いているのか──。『WIRED』US版エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィが、ナイアンティックCEOのジョン・ハンケが目指す「リアルワールド・メタヴァース」について彼への取材に基づいて考察する。
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ソロキャンプという営みを豊かにするクッキングギア5選
トレイルを歩いたり、川を泳いだりといったことがアウトドアの醍醐味であることは間違いない。だが、“情報の洪水”から解き放たれた自然に身を置くなら、日常では時間がなくてじっくり向き合えない料理に没頭してみてはいかがだろうか。そこで、自分のためだけに時間を使えるソロキャンプをより豊かなものにする5つのクッキングギアを紹介する。
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自然現象による「生成」と、技術による制御との“せめぎあい”が問いかけるもの:生成するアートシリーズ#6 nor
パンデミックの最中でもなお、人間は五感を研ぎ澄まし、自然とテクノロジーの境界で生成(generate)を続けている。地球上の人間活動がすべて停止したかに見えたとき、その間(あわい)となる暗闇のなかでアーティストたちは何を思い、何を生成/創造し続けたのだろうか。人工と自然の中間のような作品を自らの手によって生成する6人の革新者たちの声に耳を傾ける。連載第6回はnorに話を訊く。
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ジェフ・ベゾスが成功させた宇宙旅行には、単なる“冒険”には終わらない「壮大な目標」がある
無事に宇宙旅行から帰還したジェフ・ベゾスは、宇宙の素晴らしさを何度も語った。しかし、彼の挑戦は単なる観光や冒険として「美しい地球」を眺めることには終わらない。真の目標は人類と地球を救うことであり、人類の繁栄のために地球外で生活する道筋をつくることにある──。『WIRED』US版エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィによる考察。
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都市に「Airbnbの物件」が増えると犯罪も増える? ある研究が浮き彫りにした地域社会の課題
ある都市においてAirbnbに登録された民泊物件が増えると、1年ほど経ってから犯罪件数が増加する──。そんな研究結果が波紋を呼んでいる。民泊を利用する観光客が犯行に及んだり、犯罪を引き寄せたりしているわけではない。鍵を握るのは地域コミュニティの崩壊だ。
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