「Audi Q4 e-tron」は、EVを静かに浸透させるに十分な素質を備えている:試乗レヴュー

Audiが発表したコンパクト電動SUV「Audi Q4 e-tron」。EVを浸透させていく上で重要な戦略モデルと位置づけられているこのモデルを試乗してみたところ、乗り心地は快適で過度にスポーティではなく、EVがアーリーアダプターだけでのものではないことを実感させてくれる──。『WIRED』UK版による試乗レヴュー。

オリンピック選手の猛烈なプレッシャーと、自身のメンタルヘルスについて語ることの意味

常にプレッシャーに晒されるスポーツ選手にとって、オリンピックという舞台は特別な意味をもつ。こうしたなか、東京オリンピックでは米国の体操選手のシモーン・バイルスが自身の精神状態を理由に競技を棄権するなど、自身のメンタルヘルスについて明かす事例が出始めている。こうした動きはアスリートのメンタルヘルスに対するわたしたちの考え方や、わたしたち自身の生活におけるメンタルヘルスの考え方にとって重要な転機になるかもしれない。

「顧みられない病気」の治療薬を、DeepMindは人工知能で見つけ出す

アルファベット傘下の人工知能(AI)企業であるDeepMindが、希少な疾患の治療法を見つけるべくAIの活用を加速させている。非営利団体「顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ(DNDi)」との提携を通じて、主に途上国で猛威を振るう伝染病などの治療薬候補を見つけ出しているのだ。その先には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬の開発も視野に入っている。

「Google Nest Hub(第2世代)」は、睡眠のトラッキングにぴったりのスマートディスプレイだった:製品レヴュー

グーグルのスマートディスプレイ「Google Nest Hub(第2世代)」。睡眠モニター機能を最大の売りとしているが、睡眠の質の向上に効果はあるのだろうか──。『WIRED』US版によるレヴュー。

ヴァーチャル試着から“ファッション版のTinder”まで、AIが「衣服の売り方」の変化を加速する

ファッション業界で人工知能(AI)の活用が加速している。なかでも注目は、消費者の写真や動画に衣服の画像を重ねるヴァーチャル試着のほか、マッチングアプリ「Tinder」のような方法で個人の衣服の好みを学習しておすすめを提案するアルゴリズムだ。

女性旅行者コミュニティ「FemmeBnB」が、“知らない夜道”に安心をもたらす:「夜道が怖くない未来」への提言(2)

世界の女性、約30億人(ほぼ全員!)が夜道を歩くことに不安や恐れを感じているという。その恐怖に寄り添い奮闘する起業家たちが提示する「すべての人」が安心して夜に闊歩できる都市へのヒントとは──。トロントで生まれた女性旅行者の安全を守る「FemmeBnb」の共同創業者兼CEOのヤー・ビラゴが考察する。(雑誌『WIRED』日本版VOL.41より加筆して転載)

廃棄された「オレンジの皮」を3Dプリント!? その小さなランプに独創的な材料が選ばれた理由

廃棄されたオレンジの皮からつくった素材を材料に、小型ランプを3Dプリントする──。そんな独創的なプロジェクトがKickstarterで資金調達を開始した。開発したのはイタリアのデザイン事務所。いったいなぜオレンジを材料に選んだのだろうか?

不動産取引にも「ワンクリックで購入」の感覚を:米大手サイトがAIの進化を加速させる理由

米国の大手不動産情報サイトを運営するZillowが、住宅買い取り事業に人工知能(AI)を活用し始めた。その目的は、ネット通販の「ワンクリックで購入」の感覚を不動産市場に取り入れることにある。

Google 検索は“中立的”ではない:世界各地で異なる検索結果を見せる「Search Atlas」のメッセージ

世界各地で異なる「Google 検索」の検索結果を並べて見せるツール「Search Atlas」が、このほどプライヴェートベータ版として限定公開された。このツールが明らかにするのは、グーグルの検索技術がウェブページをランク付けすることで創出された「情報の境界」だ。それと同時に、居住地域や使用言語が異なる人々が触れるさまざまな現実の断片が示されている。

アマゾンが挑む「ストリーミング戦争」と、映画スタジオ買収という異例の戦略の勝算

アマゾンによる大手映画会社のメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)の買収発表は、ハリウッドに大きな衝撃を与えた。ネット通販の“おまけ”としてのコンテンツを増やす巨額買収は、激化するストリーミング戦争におけるアマゾンの優位性を最大限に高める可能性がある。