在宅勤務が増えるなか、企業は社員の自宅のカーボンオフセットにも乗り出した

在宅勤務によって職場での二酸化炭素の排出量が減っている。しかし、それは単に職場から自宅へと排出源が移っただけのことだ。こうしたなか、真のカーボンオフセットを目指す企業は従業員の自宅にも目を向け始めている。

アプリで人の性格は変わるのか? 3カ月にわたる調査の結果

アプリを毎日使うことで、性格を変えることはできるのか──。 1,500人以上を対象に3カ月にわたって実施された研究の結果がこのほど発表された。研究結果によると、どうやらアプリで性格を“変える”ことは可能なようだが、いくつかの制約もある。

増え続ける「サプライチェーン攻撃」の脅威に備えるために、いまわたしたちができること

信頼されているソフトウェアやハードウェアに悪意のあるコードやコンポーネントを忍ばせる「サプライチェーン攻撃」と呼ばれるハッキング手法が広がっている。ロシアや中国の影も見え隠れする大規模な攻撃に対する防御は容易ではないが、国や企業レヴェルでの対応は決して不可能ではない。

フェイスブックが掲げた「メタヴァース企業」という目標と、その本質との埋めがたいギャップ

フェイスブックが仮想空間に注力する「メタヴァース企業」になる準備を進める方針を、このほどCEOのマーク・ザッカーバーグが明らかにした。この構想からは、いまや“バズワード”と化したメタヴァースを同社が収益化しようと考えていることや、そのアイデアが退屈で本質との間に大きなギャップがある点である。

「マリオゴルフ スーパーラッシュ」は、斬新さと伝統のバランスに面白さが宿っている:ゲームレヴュー

ゴルフという秩序と伝統に根ざしたスポーツに、カオスな世界観を持ち込んできたゴルフゲームの最新作「マリオゴルフ スーパーラッシュ」。さまざまな要素が盛り込まれて“やりすぎ”の感もあるが、その面白さは斬新さと伝統のバランスに宿っている──。『WIRED』UK版によるレヴュー。

ついに一般開放された「Clubhouse」に、静かな“変化”が起きている

招待制が続いていた音声SNS「Clubhouse」が、このほどすべてのユーザーに開放された。「自由に出入りできるパーティーのようになった」とも評される現在のClubhouseはユーザー数が伸び悩んでおり、その評価額に疑問を呈する投資家も出始めている。

夜の日本庭園が、自然、テクノロジー、アートの結節点となる:「生態系へのジャックイン展」レポート

ウィリアム・ギブスンによるSF小説の金字塔『ニューロマンサー』は、千葉の空を見上げるシーンから始まる。そんな千葉を舞台に、ありうる都市のかたちを探求するリサーチチーム「METACITY」が「生態系へのジャックイン展」を開催中だ。舞台となるのは、夜の日本庭園「見浜園」。千葉にて架空の多層都市「幕張市」を出現させるなど、実験的な取り組みをおこなってきたMETACITYと出展作家が描き出す新しい生態系とは、いかなるものなのか。

大自然を自転車で疾走する「Lonely Mountains: Downhill」は、哲学的な気づきも与えてくれる:ゲームレヴュー

雄大で美しく危険な山道をマウンテンバイクで走り抜けるゲーム「Lonely Mountains: Downhill」。従来型のエクストリームスポーツのゲームのようにスリルを楽しめるだけでなく、大自然の美しさが哲学的な洞察も与えてくれる──。『WIRED』US版によるレヴュー。

SF用語の歴史がつなぐマルチヴァースへの旅路、今月注目のストーリー:SNEAK PEEKS at SZ MEMBERSHIP(2021年8月)

未来をプロトタイピングする『WIRED』日本版の実験区である「SZメンバーシップ」で会員向けにお届けする8月各週の記事のテーマは、「Sci-Fi」「ENVIRONMENT」「VACCINE」「DIVERSITY」だ。7月のコンテンツやイヴェントの内容を振り返りながら、8月公開予定の記事から注目のストーリーを紹介する。

米国のスマートシティ関連コンテストでも、中国企業はここまで躍進している

米国で実施されているスマートシティ関連の技術コンテストなどで、ここ数年は中国の企業や大学の躍進が目立つ。この分野における中国政府の多額の投資が実ったかたちだが、結果としてAIの人材や技術の育成への投資の重要性が改めて浮き彫りになっている。