映画『DUNE/デューン 砂の惑星』の原作となったフランク・ハーバートの小説『デューン』は、後世のSF作品の多くに影響を与えた。その継承者であり担い手でもある息子で作家のブライアン・ハーバートは、今回の映画化でどのような役割を担い、父の小説が残した“遺産”についてどう評価しているのか。ブライアン・ハーバートに訊いた。
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「ThinkPad X1 Carbon」は薄型軽量でパワフルだが、価格の高さがネックになる:製品レヴュー
レノボの「ThinkPad X1 Carbon」の2021年モデルは薄くて軽くパワフルで、バッテリーのもちもいい。最高のノートPCのひとつに挙げられるが、一般ユーザーにとっては価格の高さがネックになる──。『WIRED』US版によるレヴュー。
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フェイスブックが「メタヴァース企業」になる前に、ザッカーバーグが対処すべきこと
仮想空間に注力するメタヴァース企業を目指し、社名を「Meta(メタ)」に変更したフェイスブック。未来像として示したメタヴァースを実現させるのであれば、まずは内部告発で明らかになった問題の数々に対処していく必要がある。フェイスブックの現在の社名が何であろうと、危機は終わっていない──。『WIRED』US版エディター・アット・ラージ(編集主幹)のスティーヴン・レヴィによる考察。
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汀、コモンズ、生環境構築史をめぐる対話 ゲスト:松田法子(京都府立大学大学院生命環境科学研究科准教授)[音声配信]
地球に生存する人類の歴史とその未来を構築様式から捉え直す「生環境構築史」の提唱者のひとりである京都府立大学准教授の松田法子をゲストに迎えたEditor’s Loungeでは、『WIRED』日本版最新号でも特集した「コモンズ」を日本の温泉地から捉え直し、その先に「汀(みぎわ)」を起点とした「人と地球の共構築」の可能性へと展開する至極の講義が繰り広げられた。
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あのレトロゲームで“対戦”できる! 相手の顔を見ながら遊べる無料プラットフォーム「Piepacker」の実力
友人や家族と同じ画面を見ながら遊んでいた懐かしのレトロゲーム。相手の顔に浮かぶ喜怒哀楽の表情を見ながら遊ぶという昔ながらの体験をオンラインで再現しようとしているのが、無料のゲームプラットフォーム「Piepacker」だ。その実力は、いかなるものか。
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次世代のブレイン・コンピューター・インターフェイスになる? 脳に埋め込む微細なチップが秘めた可能性
脳に微細なチップを埋め込んで神経活動を検知できるシステムを、米大学の研究チームが開発した。この「ニューログレイン」と呼ばれるチップは現時点ではラットのみで実験されているが、人間に応用できれば脳機能の回復や脳疾患の治療などにも役立つ可能性が期待されている。
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ピクサーの成功を支えた知られざる天才、アルヴィ・レイ・スミスとピクセルの歴史(後篇)
ピクサーの共同設立者であり現在のコンピューターアニメーションの発明の立役者のひとりでもあるアルヴィ・レイ・スミスは、2021年に刊行した著作『A Biography of the Pixel』(ピクセルの歴史)』[未邦訳]において、アナログとデジタルの現実の間に違いはないという確信に満ちた主張を展開している。ジョージ・ルーカスにもスティーブ・ジョブズにもその信念を理解されず、ピクサーの礎を築きながらも歴史に忘れ去られた天才の半生を追ったスティーヴン・…
データコモンズの行方:水野祐が考える新しい社会契約〔あるいはそれに代わる何か〕Vol.7
法律や契約とは一見、何の関係もないように思える個別の事象から「社会契約」あるいはそのオルタナティヴを思索する、法律家・水野祐による連載。21世紀の石油と呼ばれている「データ」を人類共有のコモンズとして捉えるべく、EUによるGDPR以降の「データコモンズ」構想を解題する。(雑誌『WIRED』日本版VOL.42より転載)。
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ジョン・ボイエガ、ファッションの未来を語る:連載「New Moves」(2)
これからのファッション業界は地球環境と真正面から向き合い、サステイナブルであることが求められる。こうしたなか連載「New Moves」では、ファッション業界においてサステイナビリティに対するアプローチを変えるべく活動している人々に迫っていく。第2回は、俳優でプロデューサーでもあるジョン・ボイエガに、消費者として未来を意識することや、サステイナビリティに配慮したH&Mの新コレクションなどについて訊いた。
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「音楽」はこれからの時代に“旅のディスティネーション”となるか?:Placy鈴木綜真による連載『Cultivating The CityOS』
音楽フェスティヴァルの世界的増加やミュージシャンの聖地巡礼を背景に、音楽を起点にした観光「ミュージックツーリズム」が注目されている。コンサルティングファーム「Sound Diplomacy」へのインタヴューや、第一次世界大戦後の旅ができない時代の「仮想旅行」を参照しながら、Placy鈴木綜真がパンデミック後の「音楽」と「場所」の関係性をひも解く。
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