二酸化炭素を吸収する“海藻の森”をラッコが救う

海中に森のように広がって大量の二酸化炭素を吸収してきた海藻のジャイアントケルプが、カリフォルニア沖でウニの食害によって危機に瀕している。そこで米国の水族館が始めたのが、ウニの天敵であるラッコの個体数を増やすことで、この“海藻の森”を取り戻す試みだ。

衛星データが、雑草の“侵略”からアフリカを救う

西アフリカの国・ベナンでは、湖面にはびこる水草に対処するために衛星データを活用する試みが始まっている。このプロジェクトを支えるのは、発展途上国が衛星データを活用しやすくすることを目指す米航空宇宙局(NASA)のプログラムだ。

大退職時代は「大再考時代」? テック業界の人々が、仕事に求める条件を見直している

コロナ禍を機に会社を辞めたり転職したりする人が急増し、「大退職時代」が本格的に到来した2021年。米国のテック業界では今年後半になって、ウェルビーイングなどを基準に優先順位を見直しながら新たな職を選ぶ「大再考時代」が訪れつつある。

「SFプロトタイピング」で描く2070年の鎌倉と、「将来世代への責任」:「World Marketing Forum 〜人間性のためのテクノロジー Marketing5.0〜」レポート

都市開発は長い時間かけて進められるものの、そのエリアで数十年後に暮らす「将来世代」の意思は開発に反映されない。だが、長期的思考をもって「都市の未来」を想像することで、開発における将来世代への責任を育めるのではないか──。WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所とSF作家の吉上亮は「鎌倉市スーパーシティ構想」が見据えるその先の「2070年」をターゲットに、SFプロトタイピングを実施した。本構想にかかわるメンバーも交えたトークセッションの様子をレポ…

エイサーの「Swift 3」2021年モデルは、ほとんどの人にとって十二分の性能を発揮する:製品レヴュー

エイサーの「Swift 3」の2021年モデルは頑丈でデザインに無駄がなく、妥当な価格設定がなされたノートPCだ。現時点で市販されているWindowsノートPCのなかで、最もお買い得なモデルのひとつと言っていい──。『WIRED』US版によるレヴュー。

「オミクロン株」についてわかっていることは? 追加接種はどのくらい持続する?:新型コロナウイルスと世界のいま(11月)

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が見つかり、各国が渡航規制や追加接種に急いだ11月。一方で、メルクやファイザーの「飲む治療薬」の効果に関する新たな研究結果や、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の平均寿命への影響に関する調査結果なども発表された。これらの最新情報と共に、この1カ月の新型コロナウイルスに関する動きを振り返る。

家庭用のルームランナーを“ハッキング”するユーザーたちと、ブロックするメーカーとの攻防の理由

家庭用のルームランナーに搭載された大画面のディスプレイで、NetflixやYouTubeの動画などを視聴できたら──。そう考えたユーザーたちが裏技を使って機器を“ハッキング”したところ、メーカー側は自動アップデートで抜け道をふさいでしまった。「修理する権利」にも関連して内部構造に手を加える自由を主張するユーザー側と、安全性の担保などを理由に改造を禁じるメーカー側。攻防の行方はいかに?

【セール中】ランナーにはApple Watchではもの足りない? いま買うべきアクティヴィティトラッカーとしてのスマートウォッチ3選「Amazonブラックフライデー」購入ガイド(スマートウォッチ編)

いよいよ最終日を迎えた今年最後のビッグセール「Amazonブラックフライデー」。買いそびれたものはないだろうか。ランニング熱が高まるこの季節、Apple Watchではもの足りないと感じてるランナーならば、スマート機能を備えたアクティヴィティトラッカーを見逃してはならない。ブラックフライデーだから食指が動くスポーツウォッチを紹介しよう。

【セール中】物理的なスイッチも音声で自動操作、「SwitchBot」で家庭の“スマート化”が加速した:製品レヴュー

スマートスピーカーでの音声操作やアプリからの利用に対応したスマート家電が増えている一方で、いまも物理的なスイッチや赤外線リモコンを用いる機器のほうが一般的だ。こうした“スマート”ではない従来型の機器の操作を自動化したり、音声対応にしてくれる製品が「SwitchBot(スイッチボット)」。実際に購入して家庭に導入してみると、物理的なスイッチ操作とリモコン操作を一気に音声対応にできる点が魅力だった。